米国の一般大学における予備役士官の養成制度であり、学生が希望してＲＯＴＣの授業や訓練を受け所定の単位を取得すれば、予備役士官として登録され数年間の軍務につく義務を負う代りに、在学中から給料を支給されます。また、奨学金も受けることができます。
詳しくは下のサイトを見てほしいのですが、空軍ＲＯＴＣの場合でも全米１４７大学で開設されており、近くの基地から現役将校が派遣されて教鞭をとっているわけです。
日本にはこのような制度は無く、戦前も一般の大学での希望制の予備役士官養成制度はほとんど無かったのでは。アメリカは日本に比べ伝統的に軍と一般社会との敷居が低く、民間企業と軍との人事交流が頻繁に行われている社会であり、ＲＯＴＣが受け入れられているのもそのためでしょう。
２０年くらい前の話だが、国立の某大学で軍事学の講座を設けようとしたら学内で強い反発に合い断念したという国では、ＲＯＴＣなんて無理だろうな。
（参考）河上イチロー氏のサイト
http://members.easyspace.com/angriff/unit/us-rotc.html
米空軍ＲＯＴＣのサイト（英文、コース、カリキュラム等の詳しい解説）
http://sunsite.sut.ac.jp/pub/academic/history/marshall/military/airforce/usaf_fact_sheets/afrotc.txt

アリエフ