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陸軍の将校は基本的に戦闘中も自分は後方でいる事が多いそうですが 銃弾飛び交う最前線に腰を下ろしている将校はいたのでしょうか? 富嶽 |
BUN
富嶽
任務であり、前線で武器を持つという事はありません。ただし、これは状況
によるので軍司令官は絶対安全という訳ではありません。有名な所では硫黄
島の栗林中将は自決と言われていますが、自ら白襷をかけて突撃したとも伝
えられています。
Ko
ネタ本が手元にないのでうろ覚えですが、カーン〜ファレーズ戦では彼は少将(あるいは准将だったか?)に準ずる階級で師団司令官。
この時、戦線の混乱もあって師団司令部が対戦車戦闘を行っています。
でも、陸軍じゃなくてSSだ。
tow
最終戦で避難民を引き連れ、ソ連軍の包囲を突破する第9軍の先頭に立った二両のティーガーIIのうち一両には軍司令官であったブッセが搭乗していたと言われています。師団長クラスが小銃を手に射撃した例はパンツァーマイヤーの例を引かずとも末期には結構あるようです。
BUN
NX
司令官の仕事は各戦線から寄せられる情報や後方からの命令を常に把握し、大局的な立場に立って判断を下し兵を進ませるなり退かせるなりの指令を出すことで、その為には後方に居たほうが都合が良いからです。
前線に出張っていると目前の戦況に目を奪われて視野狭窄になりがちです。率先指揮型の代表人物、ハルゼイやパットンが窮地に陥った話は有名ですよね。
まぁ、日本陸軍の一部高級将校のなかには本当に指揮の都合が理由だったのか、極めて疑わしい人物も居ることは確かですけど。
ささき