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東京に原爆を落としに出撃して、そのまま行方不明になったB−29があると いう話を聞いた事があるんですが、実話なんでしょうか? ガンヘッド |
大体、破壊され尽くした東京にさらに原爆落として
どうするつもりなんでしょう?
勝井
ガンヘッド
Sampon
乗組員が言いつつ原爆を落とすシーンで終わるマンガですよね。何となく覚えております。
大塚好古
はじめまして。なんだかとても懐かしい話で、うれしく思ったので書き込ませていただきます。
それは「四次元の爆撃機」という題名の漫画です。「月刊少年ジャンプ」の昭和51年7月号か8月号に掲載されたもので、新人コンクールの何かの賞を取ったかで掲載されたものだったと思います。
ストーリーは、実は「エノラ=ゲイ」と共に「サンダーボルト」という名の東京爆撃機も同行していたというもので、広島での原爆投下後、サンダーボルト号は原爆雲の中で発生した雷に打たれ、四次元空間へ入り込んでしまいます。再び三次元空間へ戻ってきたところは昭和51年8月6日の東京でした。そうとは知らないサンダーボルト号は東京(新宿上空)に原爆を投下してしまうという、当時小学生だった私にはとてもショッキングな内容でした。
ちなみに、エンディングでの搭乗員達の会話は、
「ヒュー、東京はキッスしたいくらいの青空だぜ!」
「しかし、前に爆撃した連中はどこに爆弾落としていきやがったんだ?それにあんなタワー(東京タワーの事)あったか?」
「まあいいさ、どうせ一発でみんな灰になっちまうんだ。ジョー、投下用意だ!」
「投下!」
あー、今の目でもう一度読んでみたい。
64式
この作品は64式さんの書かれているとおり、題名が「四次元の爆撃機」、星野之宣氏の初期作品ですね。75 年の 8 月に月刊少年ジャンプに掲載されています。
星野氏は諸星大二郎氏と同時期にジャンプの手塚賞をとっておられますね、なんとも贅沢な時代です。
単行本は新書版(ジャンプ・スーパー・コミックス:「ゼロの白鷹」とかが出ていたシリーズです)の「はるかなる朝」に収録されています。古書店でもないと入手は難しそうです。なお、同名の A5 版単行本には収録されていないので、ご購入のさいはご注意を。
なお 星野氏は SF 系の作品で著名ですが、「エル・アラメインの神殿」などミリタリーを題材としたファンタジーも描かれています。怪作「国辱漫画」もありますね。
>Sampon さん
すいません、今年は仕事で陸奥ダイブ、行けませんでした。残念です・・・
お楽しみチケット
そんな昔のマンガの話だったんですね。
ガンヘッド
マナティ
ミリタリーファンにお勧めの星野之宣作品。
・滅びし獣たちの海
・レッド・ツェッペリン
・ヤマタイカ
以上。
どんべ
ヒュー