QQCCMMVVGGTT
161  インパール作戦に参加した『弓』『烈』『祭』各師団の衛戍地を教えて下さい。
三上

  1. これは簡単だからいってみよーと思ったら、ちょっとややこしかった。
    15D「祭」京都 60I名古屋 51i京都 67i東京
    31D「烈」東京 58i高田  124i福岡 138i奈良
    33D「弓」宇都宮 213i水戸 214i宇都宮 215i高崎
    「祭」は編成地は名古屋だが留守師団及び補充隊は京都、同じく「弓」も仙台編成。「烈」は4単位制師団から3単位制師団への移行の際に余った歩兵連隊を寄せ集めて昭和18年に編成された師団で、各連隊のもともとの所属は58iが13D「鏡」、124iが18D「菊」、138iが「嵐」。

    舞弥

  2. いかんな。「嵐」は116Dが抜けていた。

    舞弥

  3.  意外と複雑なんですね…。とても勉強になりました。どうも有難う御座いました。
    三上

  4. 便乗です.
    いつ頃からこの「弓」みたいな略号つけるようになったんでしょう?
    理由は…把握しやすいからかな?
    勝井

  5. ↑逆。秘匿のためでしょう。番号の大きい師団に当てられた字には結構、情けないものもあります。
    BUN

  6. 「兵団文字符」というのが正式な名前で、他には「兵団符号」「防諜名」「通称号」「固有名」とも呼ばれています。これが使われるようになったのは昭和15年8月頃からで、最大の目的はBUNさんの書かれたとおり防諜です。
    日本陸軍で「兵団」と呼ばれるのは独立行動が可能である師団、旅団であってこれらに兵団符号符が与えられています。
    この符号符ができる前は、例えば師団長(旅団長)の名前が「宇多田」ならその師団(旅団)は「宇多田兵団」。同じように連隊、大隊なら「宇多田部隊」、中隊、小隊なら「宇多田隊」と呼ぶのが普通でした。

    舞弥

  7. 兵団符号符、、、これは兵団文字符と兵団符がごっちゃになってるなあ。すいません。書き間違い。それから訂正をもう一つ。旅団のうちで兵団と呼ばれるのは独立混成旅団、つまり小型の師団として独立して存在している物で、4単位制師団で師団と連隊の中間結節として存在する普通の旅団は兵団とは呼ばれないようです。もちろん3単位制師団における歩兵団も。

    ついでにおまけ。兵団文字符の下には更に4ケタの数字を付けて師団に所属する部隊名等をを区別します。例えば、第41師団「河」を例に取ると、

    河第3561部隊 第41師団司令部
    河第3563部隊 歩兵団司令部
    河第3564部隊 歩兵第237連隊
    河第3565部隊 歩兵第238連隊
    河第3566部隊 歩兵第239連隊
    河第3567部隊 山砲兵第41連隊
    河第3568部隊 工兵第41連隊
    河第3569部隊 輜重兵第41連隊
    河第3570部隊 師団通信隊
    河第3571部隊 師団兵器勤務隊
    河第3572部隊 師団衛生隊
    河第3573部隊 師団第1野戦病院
    河第3574部隊 師団第2野戦病院
    河第3576部隊 師団第3野戦病院
    河第3575部隊 師団病馬廠
    舞弥

  8. それから兵団文字符には士気向上という目的もあったようです。理由は艦船の494と同じ。
    舞弥


Back