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上級大将(あるいは上将)という階級がある軍隊には、准将という階級がないという話を友人から聞いたのですが本当でしょうか?(そもそも上級大将という階級はなぜあるのですか) あと准将のことを代将ともいいますが、これはどういう理由でそういう呼び方をするのですか? きょっけ |
ついでに、大日本帝国陸海軍には両方ともありません。
上級大将職のある軍というと、ソ連とドイツ第三帝国が代表的ですが、確かに准将の位は置いていません。
理由はわかりませんが、伝統的に准将職のある米英と違って、帝政ロシアにせよ帝政ドイツにせよ大中少の三階級でしたから、それに一つ追加するかたちですよね。
少将が将官の最低ラインという認識があるので、准将を追加するのは、将官の位の安売りのように見えたのではないでしょうか?
どうせだったら、これまでの更に上に一つ追加した方が、みんなの励みにもなる…というか(笑)
代将は准将とは違います。
本来将官が執るべき任務を、将官不在の場合に最先任の大佐が代わってその部署につく場合に「代将」という臨時称号で呼称します。
軍制上の「階級」ではありませんし、「代将」役の大佐は、大佐のままです。
まなかじ
ハーウッドは代将ですし、独海軍でも大佐と肩章は一緒ながら袖章が違う代将殿が制定されてます。
大塚好古
大塚好古
そういえば、ナルヴィクで全滅したドイツ水雷戦隊の指揮官はヴィリィ・ボンテ『代将』でした。
軽率失礼でした。
まなかじ
現状より導き出されただけで契機について何ら合理的説明になっていません。
陸軍では単純に海軍と異なり准将を置かなければならないポストがなかっただけですから
上級大将があるから准将がない、という訳ではないんです。
(歴史的契機について説明するのも何ですので、思いっきり簡素化するとこういえます)
かっぱ