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94 第二次大戦終結前のドイツ及びフィンランドは鉤十字を使用していますが、これはどちらの国の使用が早かったのでしょうか。また、ドイツは鉤十字と鉄十字をともに使用していますが、これはいずれも国籍を表示するものなのでしょうか。さらに、スペイン内戦時にスペインに派遣されたコンドル軍団の航空機には○(まる)の中に×(ばつ)の入った表示をつけていますが、これは何を意味するものなのでしょうか。
なんでや?

  1.  えーと、手元に資料が無いから細かい部分は後で訂正させて
    頂くとして、、、
    (読み方は違っていたらどなたかの訂正を期待します)
    ・ハーケンクロイツ(鉤十字)はナチスドイツを表します。
     使用期間は1933−1945。

    ・バルケンクロイツ(通常の鉄十字)が本来のドイツ識別章
     です。多少の変化はあってもずっと使用。

    ・フィンランドの青鉤十字はスワスチカといってナチスとは
     全く関係有りません。(スウェーデンの伯爵様に由来)
     こちらはWW1末期のフィンランド独立戦争から使用
     している、つまりこちらの方が早いのですが、WW2で
     休戦した後「黒鉤十字と紛らわしいから変えろ」って事で
     廃止されました。

    ・ついでにリトアニアは赤鉤十字を使用しています。
     読みはスワスチカなのでこれも伯爵様と関係有るかも。
     ちょっと調べてみます。
     近年復活した新生リトアニアは使用していません。

    ・コンドル軍団は義勇軍で、一応「内々に」派遣されていた
     ものなのでドイツの識別章は付けていません。
     フランコ側の識別章だと思うのですが、これも調べてみます。

     あ、これ航空機の識別章のことでいいんですよね?
     国旗についてはよく分からないです。

    tow

  2. ご質問の全てに回答しているわけではなく、かつ、私が確認した資料は1点のみで自己反証を行っていません。あくまで参考として。出展は、児島襄先生の『ヒトラーの戦い・1』(文春文庫)です。その他の資料も当たってみて下さい。

    1920年代前半、、ヒトラーはベルリン王宮前で行われたマルクス主義者の赤旗を多用したデモ行進にインスパイアされ、当時はまだ弱小政党であったナチス党の党章案を募集したそうです。
    で、党員の歯科医F・クローンなる人物の考案した「ハーケンクロイツ(鉤十字」が採用されました。
    ハーケンは登山用具(岩に打ち込むアレですね)と十字架を組み合わせたものだそうですが、由来そのものは梵語の「スワスチカ」、つまり仏教の「まんじ」だそうです。
    この「スワスチカ」とは円満を意味するそうで、北米インディアンの一部が使用したケースもあり、また、ヨーロッパではチュートン騎士団が象徴として採用していたとのことです。

    WWI後のドイツでは流行的に使われていたそうで、民間義勇兵(凶々しい響きだ)の「エアハルト旅団」は鉄兜にこの印を用い、民族主義団体の「トゥレ協会」も会章に使っていたそうです。ですから、もともとヒトラーの目にも馴染んでいたわけですね。

    で、伍長閣下曰く、

    「赤は運動理念を、白は国家主義的理念を、鉤十字はアーリア民族の勝利のために戦う使命をあらわしている」

    そうですね、やれやれ。

    で、鉄十字ですが、これはおそらくマルタ島騎士団の旗印だったと記憶しておりますが、これは資料なし。“お好きな方”におまかせしましょう。

    くどいようですが、繰り返します。
    私はこの件を自己反証していません。引用資料はわずかに文庫本1冊のみです。
    一度、御自身で複数の資料を調べてみて下さい。
    雪風II

  3. とある本で、鉤十字、鉄十字、さらに東洋の卍も、元々は太陽が四方に光を降り注いでいる様子をかたどったものと書いてありました。旭日旗と似たような発想か。もっとも、他にも謂れがあるのかもしれないが。
    アリエフ

  4.  あわわ、大間違い。
     雪風IIさんの回答を見てから調べること数分。
     スワスチカは「鍵十字、幸運のシンボル」と高校クラスの英和辞書
    にものってました。
     私、フィンランドの国章をさしてスワスチカだと思ってました。
      ↑ここが大間違い。

     で、フィンランドは1918年からこれを使用しています。
     帝政ロシア崩壊後の独立戦争というか内戦時にスウェーデンの
    ローゼン伯爵から寄付してもらった航空機に描いて有った伯爵家
    に伝わる「幸運の青いスワスチカ」をそのまま使っています。
    # 伍長閣下はまだ伍長ですからフィンランドの方が使い始めは
    # 明らかに早いと。

     でハーケンクロイツが航空機の識別章になるのは1936年から
    でしたので、訂正します。

     リトアニアの件は不明。

     コンドル軍団はやはりスペイン内戦時のファシスト側の識別章です。
     なのでイタリア機もこのマークを付けているはず。
     対する共和派は主翼・胴体に赤帯、方向舵を上から赤・黄・青。
    # メインはソ連機。
    tow

  5. フィンランド語ではスワスティカのことを「ハカリスティ」と言う…んだったはず。
    まなかじ

  6. 皆さん、回答有り難うございます。
    【識別章について】黒鉤十字、鉄十字ともに当時のドイツの識別章になっていたということですね。空軍の創設は1935年3月14日で、識別章として採用されたのが1936年ということは、当初空軍機は黒鉤十字をつけていなかったんですかね。そういえば、第三帝国において黒鉤十字が国旗に採用されたのは1935年なのに、どうしてすぐに識別章として採用しなかったんだろう。ルフトハンザの機体ですら1933年には黒鉤十字が描かれているものがあったのに。それとも、私の認識にどこか誤りがあるのかな。
    なんでや?

  7. ユーティライネンの英訳者ヘイッキ・ニクネンの文より
    フィンランド空軍が創設されたのは1918年の3月6日、最初の機体はスウェーデンの伯爵、エリック・フォン・ルーセンから寄贈されたものであった。
    その飛行機の巽には、ルーセン家に代代伝わる幸運の印「青い鉤十字」が描かれていた。
    中略 当時のフィンランド軍のありとあらゆる徽章や標識の中で使われているが、1930年代にナチスが使ったものとは一切関係ない。

    戦車の鉤十字はドイツのより先端が短いですね。
    なぜだろう。
    ドイツは戦車に鉤十字の識別子を使わなかったから混同防止のためじゃなさそうだし。


  8. うあ、私の手元の資料、ハーケンクロイツの使用について1935年と
    1936年の2種類ある。。。
    普通に考えると1935・3・14の再軍備宣言からの方が妥当ですが
    結論は出さないでおきます。

    1933から1935(1936?)までのドイツ空軍は黒白赤のストライプ
    を尾翼に付けていたようです。
    「軍用機じゃないよ、スポーツ機だよ」ってことで、意図的にナチスの
    紋章を避けた可能性有り。
    # それ以前はソ連に潜んでこそこそやってたので・・・赤星?
    tow

  9. またしても修正。
    赤鉤十字はリトアニアではなくラトビアでした。

    どうでもいいけど東ヨーロッパでは十字あるいは十字架系の識別章が
    多いようで、根っ子はイスラムとの勢力争いの最前線だった過去や、
    十字軍に有るのかなぁ等と邪推してしまいます。
    # 根拠は全く無い「感想」です。
    tow


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