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今でもよく聞く言葉ですが、「中華思想」とはどういう思想なんでしょう。 「自分勝手」という漠然としたイメージしか沸かないんですが。 Kz |
2 中国の発想で人間とは中華に住む我々だけ、中華の地を離れるに従ってだんだん獣になってゆく。が、中華の文明を受け入れることによって中華人(つまり人間
)になれる。とういう発想ではなかったでしょうか?詳しくはちょっとwかりかねます。
ぺんぎん
さて、1.を補足しますと、
(1)中国皇帝は天(天帝・天皇)から「天下を治めるにふさわしい徳の持ち主」として認定された者である。
(2)よって直接に彼を戴く中国人は、世界で最も道徳的に優れた民族である。
(3)周辺の国々は中国の礼法、文字、暦法等を取り入れることにより道徳的に高いステージに達することができるし、またそうしなければならない。
(4)前項の目的のために中国と交流しようとする国に対しては、中国はできうる限りの援助をし、その国の支配者を「王」として認定する。
という観念・システムがあります。これが少なくとも清朝初期までは実体的に機能していたことは、高校程度の世界史を学ばれれば理解できるかと思います。
Schump
(N)
Schump
こんな程度の事は質問なんかしないで辞書を引いて自分で調べろと?
Kz
SUDO
アリエフ
ひもと
まなかじ
中国やおフランスや大英帝国のそれは可愛い物だが。
ガメラ
独身者で広辞苑、大辞林級の辞書を持ってる人はほとんどいないだろうし、核家族だって持ってる場合は少ないでしょう。
だから一概に質問者を責めきれません。
それとも私の辞書が悪いだけ?
J
大辞林二版には載ってません。
中華の項に「――思想」と例文があるだけです。
これじゃ辞書どころじゃないです、皆さん。
さすがに百科事典にはあると思うけど。
J
『八股と馬虎(パクーとマフー)』 −中華思想の精髄ー
安能 務 著 ¥660 が
有ります。
これは、今までの我々の(正式には私の)中華思想の概念を、ひっくり返して
くれるものか、或いは、より深い中華思想の精髄を教えてくれるものかも知れ
ません。ものすごく、面白い本です。
この本を読まずして、中華思想を語る事なかれと言いたくなるぐらい面白い
本です。
Kzさんはもちろん、私までの回答者の方も是非御読みください。
本当に面白い本です。今まで漠然としか理解できなかった、近代中国史も なるほどどと分かったように思える本です。
ちなみに私は、友人の某大学の中国語の助教授に薦められて読みました。
平成12年4月23日の回答になりますので、Kzさん、今までの回答者の皆 様お目に留まりましたら、この回答欄に、お目に留まった由お知らせください。
お知らせのない場合は、お目に留まるよう、他の方法も考えてみます。
雲
雲