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スタンドでよく売ってるガソリンって何オクタンなのですか。ハイオクやプレミアが100ってことではないですよね。 J |
スタンドに降りたら「ハイオク満タン!」としてやると、より調子がいいでしょう)
佐藤利行
J
同じなんじゃないですかね?
SUDO
ハイオクガソリンに「有酸素入り」とか「洗浄剤入り」とか付加機能を付けたガソリンの事です。
(まあ「添加剤入りのハイオクガソリン」と思いましょう)
でもってハイオクは140とは限りません、旧日本軍じゃ92オクタンでもハイオクでした。それから、よく米軍燃料で
140オクタンとか130オクタンと呼ばれるのは、正確にはパフォーマンス・ナンバーって呼ばれるもので「オクタン価
を直接指すものではない」と本で読んだ記憶があります(オクタン価では100だと思いましたが・・・)(記憶モードで
書いているでの間違ってたらゴメン。米軍の140/130オクタン・ガソリンって、正確には添加剤入りの100オクタン
ガソリンだ・・って読んだ記憶があるんですが?)
ちなみにレギュラーガソリンでも、今のスタンドで普通に売ってるガソリンは無鉛ガソリンです。
ところで誉エンジンに今の無鉛ガソリンをいれて大丈夫なんだろうか?(少し心配)、
佐藤利行
J
ハイオクのガソリンを作ってました。ただ排気公害が問題視される時代になって燃え残ってしまう有毒な鉛が使え
なくなり今の無鉛ガソリンが登場した訳です。したがって自動車でも、レトロな車を所有している人は無鉛ガソリン
が一般的な昨今では苦労するのです。
佐藤利行
(N)
SHI
SUDO
J
PAは戦前のアメリカの燃料研究で、オクタン価向上に四エチル鉛以外にベンゼン
を加えれば効果がある事が分かって、これを燃料に添加した割合をオクタン価に
対してパフォーマンスナンバーと呼ぶらしいです。
俗に言う130オクタンの米軍ガソリンは正確には「100/130」の表記のようで
前者がイソオクタンに対するアンチノッキング性を示し(俗に言うオクタン価)、後者
がこれにベンゼンを加えた割合(PA)みたいです。
ただ大戦末期にはさらに「115/140」って燃料も実用化されて(これが俗に言う
140オクタンのガソリンらしいのですが)この表記だとイソオクタンの100を越える
アンチノッキング性を持つガソリンと言う事になります。
(元ネタは「航空機メカニカルガイド 1903-1945」(国江隆夫氏 著)より
・・・しかし国江さんにかかると「ドイツの航空技術は世界一〜〜!」だね(笑))
あんまり自身ないから間違ってたら誰か言って^^;
佐藤利行
アンチノック性が同じ「標準燃料」のイソオクタン比率を言うのだそうです
標準燃料はイソオクタンとヘプタンを任意の比率で混合したモノで
イソオクタン=オクタン価100
ヘプタン=オクタン価0、だそうです
100以上の数値に対してはイソオクタンに四エチル鉛を添加したモノを
標準燃料として計測するのだそうです
残念ながら、手近にあった自動車整備の教科書には
コレ以上は載ってませんでした(笑)
SUDO
「イソオクタンC_H_(CH_)_のオクタン価を100,n-ヘプタンC_H__のそれを0とし,両者を混合して標準燃料とし,
これと試料のアンチノック性を標準エンジンを用いて比較する。
試料と同一のアンチノック性を示す標準燃料中のイソオクタンの容量%をもってそのオクタン価とする。」
だそうで、やっぱ比率なんですね(訂正)
ところでベンゼンって「ベンゼン中毒」なる毒性があった筈だけど、アメリカのハイオクガソリン工場って
なんか不健康そう・・・^^;
佐藤利行
J
これの両端をカットし種々の改質剤を加えたものが日本でいうガソリンで、ドイツではそのままベンツィンです。ガソリンは英国人はペトロというし、フランスではエッソンスでガソリンが万国共通ではありませんね。ベンジンの中にはベンゼンは含まれないんじゃやないかな。芳香族が豊富な油田の原油からのベンジンならともかく。亀の子ベンゼンは慢性的に吸入すると赤血球の溶解から重症貧血を起こします。急性ではトルエンと同じでしょう。でもトルエンよりずっと毒性が強いのでお勧めしません。
SHI
J