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8 猟兵と擲弾兵、狙撃兵(ロシア)は歩兵の別名と考えて良いのでしょうか?

  1. 猟兵と擲弾兵は本来別の兵種(確か後者は本来は投石兵)だったのが、名前だけ残ったのだと思います。同じ例としてはイギリスの軽歩兵や各国の騎兵があります。ロシアの「狙撃兵」も含めて現在では実態は歩兵そのものです。


  2. ということは装甲猟兵と装甲擲弾兵は自動車化歩兵のことですよね。


  3. ↑より正確に言うなら「機械化歩兵」でしょう。


  4. そういえば旧日本陸軍は装甲車やトラックで移動する機械化(自動車化)歩兵の事を「機動歩兵」と呼んでいましたね。


  5. 機械化とか機甲(機械化装甲)というのは日本軍の用語ですよね。機甲というのは名訳と思いますが、機械化というのは70点くらいまな。


  6. 擲弾兵はフリードリヒ大王時代の文字通り手榴弾を投げるエリート兵士の名称だったと思いますが。1942年に、それにちなんで歩兵という名称を一斉に擲弾兵へと変えたそうです。中央公論社「彼らは来た」P462北村裕司氏の解説より。


  7. ↑となると「猟兵」は?


  8. ↑確か、プロイセン時代(あるいはそれ以前だったかもしれません)に猟師出身の射撃能力優秀者で編成した部隊を指す言葉だったと思います。


  9. ↑という事は1942年の時点で猟兵も擲弾兵になったのですか?(我ながらしつこい)


  10. 猟兵はマスケット銃を持つ歩兵に対してライフル銃を持つ兵の事だったと思います。先込めライフル銃の操作性の問題から特殊な兵種として呼び名がつけられたのでしょう。


  11. あとWWUではドイツ語のイエーガーと言う言葉が猟兵に当たるはずですが、この言葉かなり多義的に使われるのでやっかいです。


  12. 先日買った中央公論新社の「電撃戦(上)」P22の註によると猟兵は「銃、弾薬だけの軽装備で主に狙撃を担当し、軽歩兵ともいう」になってます。



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