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749 兵団文字符は、どのようにして決められていたのでしょうか。第1師団が「玉兵団」、第5師団が「鯉兵団」等々決められていますが、例えば参謀総長が師団長の上申を受けて決めるといった規定があったのでしょうか。もし、過去ログにあったら、すいません。
山家

  1. アジア歴史資料センター http://www.jacar.go.jp/f_1.htm のなかに
    <<朝鮮、朝鮮に於て動員(臨時編成)せる部隊の通称号に関する件
    (昭和16年 「陸支密綴 昭和16年」)
     作成者: 陸軍大臣 東条英機
     作成年月日: 昭和16年07月25日
     内容: 陸支密第二二四九号 (甲) 満洲、朝鮮ニ於テ動員(臨時編成)セル部隊ノ通稱号ニ関スル件達 陸軍一般 満洲、朝鮮ニ於テ動員(臨時編成)セル部隊ノ通稱号ニ関シ別紙ノ通定ム 昭和16年7月25日 陸軍大臣 東条英機 別紙 満洲、朝鮮ニ於テ動員(臨時編成)セル部隊ノ通稱号ニ関スル件 昭和16年度陸軍動員計画令細則ノ規定ニ拘ラス満洲及朝鮮ニ於テ動員(臨時編成)セル部隊ノ通稱号ニ関シテハ特ニ定ムルモノノ外左記ニ拠ルモノトス 左記 一 満洲ニ於テ動員(臨時編成)セル部隊ノ通稱号及其ノ使用要領ハ動員(臨時編成)完結後ト雖常設部隊ニ在リテハ昭和15年陸満機密第一三号ニ拠リ特設部隊ニ在リテハ兵団文字符ハ「満洲」トシ一連番号 >>
    というのがあります。
    また、 
    <<臨時編成部隊の通称号配当に関する件報告
    (昭和17年 「陸亜密大日記 第50号 第1冊」)
     作成者: 西部軍司令官 藤江恵輔
     作成年月日: 昭和17年09月23日
     内容: 陸亞密受第九二七五号 西軍參動第一七二五号 臨時編成部隊ノ通稱号配当ニ関スル件報告 昭和17年9月23日 西部軍司令官 藤江恵輔 陸軍大臣 東条英機殿 9月7日軍令陸甲第七二号、同第七三号ニ基ク首題ノ件ニ関シ昭和16年度陸軍動員計画令細則附表第二要領九ニ拠リ別紙ノ通配当シタルニ付報告ス 別紙 獨立防空第二十一大隊 西部第八〇六四部隊 新ニ配当ス 獨立高射砲第二十四中隊 西部第八〇七一部隊 獨立高射砲第二十三中隊 西部第八〇七二部隊 獨立高射砲第二十六中隊 西部第二七三四部隊 獨立高射砲第二十七中隊 西部第八〇七三部隊 要塞歩兵第二十八中隊 西部第二七一九部隊 復員セル第六〇要塞歩兵隊ノ通稱号ヲ ス >>
    というのもあり、陸軍大臣が兵団文字符の漢字の部分を制定し番号は独立混成旅団以上の長・司令官がその直轄部隊に配布していたように推測できます。
    ただ、昭和16年度陸軍動員計画令細則附表第二要領九というのが今のところ発見出来ず。これを発見できれば、より詳しく兵団文字符交付のメカニズムがわかると思うのですが。
    ラインバッカー

  2. ラインバッカーさま、どうもありがとうございます。
    山家


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