喇叭による「海行カハ」に続いて軍楽隊による「海ゆかば」が奏されます。
でもこれ海軍儀制曲の「海ゆかば」ぢゃないんですけどね。
石垣

喇叭譜の『海行カハ』はこちら。
http://www.geocities.jp/the_whirlwind48/umiyukaba2.html

本来この場面で演奏されるのは東儀季芳作曲の『海ゆかば』。

間違って映画の中で使われている信時潔作曲の『海行かば』はこちら。
http://www.d1.dion.ne.jp/~j_kihira/band/midi/JASRAC/umiyukaba.html

両者とも大伴家持の詩に曲をつけたもの。

前者は『軍艦行進曲』のトリオ（中間部）に使われています。
後者は昭和18年12月に国歌に準ずる曲とされ、玉砕のニュースのBGMにたびたび使われたため、その世代には聴きたくない人も多い。

「海軍のマーチングバンド」は海軍軍楽隊で、各海兵団や各艦隊の旗艦に配属されていました。


OPD

いや〜ご丁寧に有り難う御座いました。
僕のしびれた曲と言うのはおそらく＞信時潔作曲の『海行かば』＜だと思います。
そこで今度は購入（ＣＤでもＭＤでも）したいと思うんですが、探すのが疲れそうですね。
店員になんて聞けば良いんですかね？信時潔作曲の『海行かば』はありますか？って聞けば良いんですかね？絶対無いと思われますね（笑）
大体、そんな事聞いたらあっちよりの人間かと間違われそうだし・・
どうしましょう＾＾；
その辺の浪人生

蛇足。
喇叭譜の方も間違って陸軍のものを使用してしてしまっています。海軍の方が冒頭部(三音目)の八分音符1個分だけ長いのです。

↑でOPDさんが紹介されたのは海軍の譜。
同じサイトに映画中で誤使用されている陸軍の譜もあります。
http://www.geocities.jp/the_whirlwind48/umiyukaba.html

あの映画は昭和４５年公開ですから、制作スタッフには多数の旧軍経験者がいたはずですが、その大半は徴兵により兵卒として陸軍に勤務した人でしょうから、海軍についての考証に正確を欠く部分も目立つのではと推測しています。
はつゆき

MP3で聞くならココがいいですよ！http://www20.tok2.com/home/captain22129/gunka/gunka2.htm
サト

> そこで今度は購入（ＣＤでもＭＤでも）したいと思うんですが、探すのが疲れそうですね。

オンラインショップのサイト
http://www.towerrecords.co.jp/
http://www.amazon.co.jp/
http://sch.jbook.jp/
で検索すれば、ぞろぞろ出てきますよ。

曲の著作権関係（収録アルバムの情報もあり）については、JASRAC（日本音楽著作権協会）と日本レコード協会などが運営しているこのサイト
http://www.minc.gr.jp/db/index.html
が強力です。

また、公立図書館も積極的に利用してみましょう。
例として、東京都杉並区の図書館。
https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/SGWLIB/servlet/search.inp_cond
ここのリンクのページからたどれば、お近くの図書館があるかも。


蛇足ですが...海軍軍楽隊の戦闘時の配置は通信関係（下士官は暗号翻訳、兵は電文取次ぎ）や応急班などだったそうです。

OPD

大変有り難う御座いました。
現在、いろいろと探しています。
ちなみに自身は歌詞のない、軍楽隊の演奏やブラシバンド、あるいわオ−ケストラのような演奏の海ゆかばが好きなんです。
ＣＤなんかもあるようですが、かなりの数の軍歌や行進曲が入っているような物ばかりなので海ゆかばオンリ−ってな訳にはいきませんしね〜
シングルで売っている訳ないだろうし・・・まぁ買う時は覚悟して買います。
中には良い曲もあるかもしれませんので。
その辺の浪人生