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715 ここに書くべきことではないかもしれませんが、このサイトではなぜ

「真珠湾の真実 --ルーズベルト欺瞞の日々--」(ロバート・B.スティネット著、妹尾作太男 監訳、荒井稔・丸田知美 共訳、文芸春秋、2001年)
http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01030686

に関する議論が出ないのでしょうか?
OPD

  1. http://homepage1.nifty.com/SENSHI/book/8parl-1.htm

    また、私の書き込みは決してこの当サイト(WarBirds)の総意でも思想的傾向でもないことを予めお断りいたします。
    通りすがり

  2. 誰も言わなかったから、と言うのでは納得いただけないでしょうか。このサイトは軍事の趣味を持つ人(持たない人もかな)、まあとにかく、不定型な個人の集合体であるのですから誰かが動かなければそこにはあらわれないでしょう。

    ただ一つ私見を述べさせていただければ、私はその本を存じ上げませんがあなたはその本になにがしかの疑問か感想を持った前提のもとにこのようなスレッドを立てたわけですよね、なら「なぜ周りの人は話さないのか」ではなく「ここは変じゃないですか」とか「この本についてこのように思ったので皆さんどうですか」と聞くべきではないでしょうか。議論が起きないならあなたが起こせばいいじゃないですか、前述の通りこのサイトは個人の集合体、ROMした時点であなたはその集合体の構成者です。
    それを「なんで話さないんだい?」と高見を決め込む態度をとるというのは、ちょっと違わないかな?と思います(あ、決して悪いとか言ってるんじゃありませんよ? ただこのような質問は変だなぁ、と思った由です)
    紅葉饅頭

  3. 一番大事なこと書き忘れました(汗

    これは私“紅葉饅頭”一個人の考えです。そのことを前提でお読み下さい。
    紅葉饅頭

  4.  話題が出ないのは、ここが書評サイトじゃないからです。

    SUDO

  5. えーと、了解しました。

    私がこのサイトの存在を知ったのは比較的最近のことなので、昨年の6月に出版されたこの本の内容についてはすでに多くの議論が交わされているのではないかと思って検索してみら何もなかったので「素朴な疑問」としてお聞きした次第であります。

    私がこの本を読んでから1年近く経つので、やや記憶が頼りないのですが、情報公開法によって公開された米国の公文書で裏付けられた論旨は概ね下記1.〜5.のようだったと思います。

    1.米国は、日本が米国に対して先に戦端を開くよう、政治的・軍事的挑発行動を段階的に実施していた。
    2.米国は、日米開戦以前に日本海軍の作戦暗号の解読に成功していた。
    3.真珠湾攻撃に向かう南雲艦隊は完全な無線封止を実施しておらず、米国はその動きを無線方位測定によってほぼ把握していた。
    4.上記2.3.は在ハワイの陸海軍司令官に対しては意図的に隠蔽されていた。
    5.上記より、日本の真珠湾攻撃による損害の責任は在ハワイの陸海軍司令官が負うものではなく、名誉回復されるべきである。


    従来、日本では「日米開戦時には、まだ日本海軍の作戦暗号は解読されていなかった。」および「南雲艦隊は完全な無線封止を実施していたため、その行動は全く米軍に察知されていなかった。」が「定説」となっていたのではないかと思いますが、それは米国が主張する「真珠湾攻撃は卑怯な騙まし討ち」であるということを補強しています。

    まぁ、日本の外交暗号が解読されていたのは公知の事実ですから、その段階で「騙まし討ち」との主張は不当であることは明白ですが、米国民のほとんどはそんな事は知らないし知ろうともしないのが現状でしょうが。この米国の主張は現在に至るまで著しく日本の国益を損なっており、ある意味対米的に卑屈な態度をとる原因とも言えるのではないでしょうか

    しかし、この本の論旨はこの米国のプロパガンダ根底からひっくり返すようなものです。


    上記2.および3.に関して、日本側の資料では肯定も否定もできないのでしょうか?
    艦船の通信記録の多くは戦没してしまっているかもしれませんし、陸上に残っていた通信記録は終戦時に焼却されてしまったかもしれませんが、それに携わった方々の証言は得られないのでしょうか?
    OPD

  6. 日米双方の記録をもとに検証されたものとしては、昨年12月に出版された「暗号はこうして解読された」(原勝洋著、KKベストセラーズ刊)が、より詳しく述べていると思います。
    chuukichi

  7. > 5
    根本的なポイントは、23だと思いますのでそれについて。

    2 スティネットの本とそこにあげられた資料を注意深くお読みになれば、
    1941年末の段階で日本の海軍暗号が解読されていたという証拠が一つとして示されていないことがお分かりになると思います。
    3 交信関係の日本側資料については菊田慎典さんの分析があります。結論はスティネットがいいう百通以上の電文の大部分は欺瞞電報だったということだった筈。「ルーズベルトはやはり知らなかった」『中央公論』平成十三年十二月号。

     全体的には秦郁彦編『検証・真珠湾の謎と真実』PHP研究所を、お読みになると良いでしょう。
    より簡単には、以下のHPなど。
    http://www.jiyuu-shikan.org/store/book/zasshi/zasshi0201.html

    個人的な感想は、どこにトリックが仕掛けてあるかを注意しながら読むと、なかなか面白い、フェアなトンデモ本です(あ、ABCEFGについて長々と書いた上で、「かくしてDは証明された」っていうような本を読むと怒り出す人には向きません)。

    蛇足
    > まぁ、日本の外交暗号が解読されていたのは公知の事実ですから、その段階で「騙まし討ち」との主張は不当であることは明白ですが
     ??? 私は、宣戦布告なしに攻撃することが「だまし討ち」だと思っていました。
     ついでにいえば、アメリカ人に「だまし討ちをする卑怯者」と思われるのはイヤですけど、「ルーズベルトにだまされた間抜け」と思われるのはもっとイヤです。
    カンタニャック

  8. なるほど、アメリカ人の好きな「陰謀もの」の「トンデモ本」という位置づけになりますか。

    > 全体的には秦郁彦編『検証・真珠湾の謎と真実』PHP研究所を、お読みになると良いでしょう。

    同書は、版元在庫切れ・重版未定で入手困難のようです。(大手の通販サイトや古書店のサイトでの検索でもダメ。)地元の図書館が所蔵しているので、なるべく早く読みます。

    「中央公論」の方はこれから図書館で読みます。

    やはり「文藝春秋」だけ読んでちゃだめですね。一つの情報源に惑わされるとは...情報戦の基本を忘れていました。

    ありがとうございました。
    OPD


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