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694  北海道千歳で終戦を迎えた、マリアナ諸島または沖縄への空挺特攻の為に編成された予科練出身者主体の海軍陸戦隊があったそうですが、この陸戦隊の名称や編成をどなたかご存知ないでしょうか?
 なお、この隊は三沢で終戦を迎えた呉101特陸とも、千歳で終戦を迎えた陸軍落下傘部隊とも別の部隊です。
ok

  1. 参考になるかどうか分りませんが、「続・海軍よもやま物語 著 小林孝裕 光人社」に天雷特攻隊での訓練の様子などが少し書かれています。
    本を読んでみると、千歳というのは、航空自衛隊の千歳基地がある場所ではなく、陸上自衛隊の第7師団の東千歳駐屯地のようです。
    きりさめ

  2.  『続 海軍よもやま物語』で著者の陸攻隊と同居していた陸軍部隊は、戦後外務大臣を務めた園田直陸軍大尉以下の陸軍落下傘部隊です。これとは別に予科練出身やを主体とした「特攻陸戦隊」が千歳にはいたようです。
    ok

  3.  「千歳市史」によると、
    千歳基地に陸戦隊がいたという記述はなく、各地の海軍航空隊から海兵出身の学徒動員兵を集めた航空機の特攻隊(55名)で、S20年6月ごろから千歳基地で訓練をおこなっていました。
     また、終戦時、第2千歳基地にいた陸軍と海軍の混成の天雷特攻隊は、主に海軍が陸攻(一式陸攻)を運用し、陸軍はその陸攻に搭乗していてB−29の基地に殴りこんで破壊する空挺部隊です。バレンバンの生き残りが多いのですが、落下傘降下の部隊ではありません。
     戦史ではなく、あくまで千歳市発行の「千歳市史」の記述で、部隊名などの記述もありませんが、地元では予科練出身を主体とした「特攻陸戦隊」の存在は知られていないようです。

     ただ、天雷部隊と違う部隊で、連山陸攻用の基地を戦中に建設したとか記述も「千歳市史」にあり、また、千歳基地の航空隊に所属された方で、終戦後、第2千歳基地で予科練出身兵の分隊長を務めたとの手記がネット上にありました。

    きりさめ


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