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ノモンハン事件は、書店で見かける書籍などでは概ね一様に「関東軍が惨敗した」という内容なのですが、「実は(局地的には各所で)ソ連軍を大いに破った」という記述のある書籍は無いものなのでしょうか? 確かどこかで、そういった論調の書き込みだったか雑誌記事だかを見たように記憶しておりまして、同様の論旨の書籍はないものだろうか、と思いまして…。 satoski |
- 前にも書きましたが、
アルヴィン・D・クックス著:ノモンハン
をお読みください。
ノモンハン全般にわたってよくかかれています。
他の書物でノモンハンについてこれだけ書かれたものはあまりないと思います。
P-kun
- あ、補足です。
朝日出版で、全四巻、単行本になっています。
P-kun
- P-kun様
ご教示ありがとうございます!
早速本屋に行こうと思います。
satoski
- 同志パクノフの情報に補足
ハードカバー版は現在絶版で、朝日文庫から四分冊で出ています。
資料写真がアート紙から文庫の上質紙になっているので細部が見づらくなっている点を除けば、写真収録点数を含めて内容はまったく同一です。
1巻940円2巻960円3巻940円4巻960円と文庫4冊で税込み4000円を超えますが、損はしない内容だと思います。
また
『ノモンハン全戦史』著:牛島康允 出版:自然と科学社 本体3204円
『ノモンハンの真相 戦車連隊長の手記』著:玉田美郎 編:加登川幸太郎 出版:原書房 本体1500円
もお勧めです
まなかじ
- あれ、4000円超えないよ(大汗
3990円ですね
なにやってんだか・・・
まなかじ
- >「実は(局地的には各所で)ソ連軍を大いに破った」という記述のある書籍
私が読んだことのある本で、このような記述のある本が有りますので書き込みます。
豊田 穣 「名将宮崎繁三郎」(光人社)です。
この本のノモンハン事件を書いた章でこのような記述があったかと思います。
ほほうてい
- のっけから、謝ってしまいます。
家に帰って本を読み返してみたら、SatoSkiさんの云われた様な景気の良い書き方では有りませんでした。
自分の中で、熱河作戦時の章と内容が混じっていたようです。
ノモンハン事件の章では、多大な犠牲を出しながらソ連軍を撃退した、に近い表現でした。
勘違いとはいえすいません。
ほほうてい
- 日本軍の損害が大きく、当時の陸軍の認識が少なくとも勝ち戦ではないということだったのではないでしょうか?しかし、ノモンハンの勝者がどちらであったかという問題はどちらがその目的を達したかということもありますが、確かにどちらの人的損失が大きかったかというのも大きな要素です。
その観点に立つならば、最近新聞でも報道されたようにモンゴル側の発表によると日本軍より敵軍のほうの人的被害のほうがどうも大きかったというのが正解のようです。これは非常に意外なまた見落としがちな事実であります。
みいくさ
- つまり、どちらが相手の兵隊を余計に殺したかという観点で言えば日本軍の勝利ということです
みいくさ