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バルバロッサ作戦にそなえて1941年6月の段階、ドイツ北方軍集団の1部が フィンランド領内北部(策源はノルウェイ)に展開していたようですが、この 部隊の編成、出来れば師団規模でお分かりになる方、どうかお教えください。 まるき |
- フィンランドのOuluより北は基本的に独軍の受け持ち範囲となっており、
その部分の戦闘序列であれば以下の通りと思います。
ただし、戦闘序列上は北方軍集団ではなくてノルウェー派遣軍です。
第36軍団 第169歩兵師団
SS Nord師団
フィンランド第6歩兵師団
山岳軍団 第2山岳師団
第3山岳師団
またこの他にフィンランド第3軍団所属のフィンランド第3歩兵師団も独軍の
指揮下に展開していました。
Ouluより南部のフィンランド軍の受け持ち範囲にも一部の独軍部隊が配置されて
いたようですが、ちょっと資料が手元になくて詳細はわかりません。
シュウスイ
- ありがとうございます。助かりました。
まるき
- 1>Ouluより南部のフィンランド軍の受け持ち範囲にも一部の独軍部隊が配置されていたようですが、ちょっと資料が手元になくて詳細はわかりません。
フィンランド第6軍団の戦区:リエスカの南、'40年にソ連に割譲させられた線と元のソ・フィン国境の交わる点の北東にドイツ軍1個師団のマークがあります。
すいません、詳細は不明です。
波タカシ
- その後また調べた結果の補足です。Salla付近には第169歩兵師団と共に
第163歩兵師団所属の1個歩兵連隊も配備されていました。波タカシさん
の指摘の1個師団はこの第163歩兵師団の残りの部分かもしれません(ただし、
これは未確認)。
それから、Salla付近には2個戦車大隊も配備されており(第37、第40)
攻撃に参加しています。
シュウスイ
- >それから、Salla付近には2個戦車大隊も配備されており(第37、第40)
>攻撃に参加しています。
一部の文献では、後者の「第40」は「第40特別編成戦車大隊」となっていますが、正体はお分かりになりますか?
皆様からいただいた回答を読むにつれ、どのような資料をお持ちなのかと驚くことしきりです。便乗質問ですみません。いろいろありがとうございます。
まるき
- フィンランドに派遣されたドイツ軍戦車部隊についての本が、大日本絵画より5月発売予定です。多分その本で正体がわかると思いますのでお楽しみに。
のりのり
- 3>訂正
〜国境の交わる点の北東に→北西に
すいません、間違えました。
波タカシ
- >「第40特別編成戦車大隊」
鹵獲フランス戦車で編成されていたらしいですね。
バツ
- >「第40特別編成戦車大隊」
この部隊が装備するドイツ戦車の中にはIII号D型実戦仕様という珍品も有ります。
なかがわ
- 後に第25装甲師団の基幹部隊となりました。
ななし
- >「第40特別編成戦車大隊」補足
http://www.achtungpanzer.com/norway.htm
第40特別編成戦車大隊(Panzer Abteilung zur besonderer Vervendung 40)は1940年3月8日に編成され4月20日にオスロに送られた。その時点での編成は
29 PzKpfw I light tanks
18 PzKpfw II light tanks
4 Kleiner Panzer Befehlswagen I command tanks
3 NbFz PzKpfw VI heavy tanks(多銃砲塔の4号重戦車!)
だそうです。隷下に342nd and 351st Compagnie Autonome de Chars (Independent Tank Company) が存在しそれぞれ15台のフランス製Hotchkiss H-39 light tankが配属されてるみたいですけど、いつの時点で配属されたのかは不明です。
jas1