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ワシントン条約やロンドン条約などの軍縮の条約は、締結した国にどんな利点があるのでしょう。 軍備拡大を図っていた日本軍が飲んだわけはどう言うことからなのでしょうか? また、それから逃げることも出来たのでしょうか。 初歩的なことですが教えてください。 tyuiti |
- 日本は無制限な軍備拡大を望んでいた訳ではありません。軍備は相手と目的があって計画するものですから条約によってできる限り自国に有利な形で状況を固定できればそれで良いのです。事実、ワシントン条約では比較的無理の無い形での軍備の均衡を得られたわけですし、ロンドン条約では賛否両論ある形での軍縮となり後に問題を残しています。しかし無条約時代に入って何が起きたかと言えば、日本海軍は主力艦での決戦を諦めざるを得ない状況に陥り、航空母艦の建造でももはや決戦を望めない状況に追い詰められつつあったのですから、この状況を考えれば軍縮条約の果たしていた役割というものを理解しやすいと思います。
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