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ロンドン軍縮会議で質問です。 主砲15.5Cmを越え20.3Cm(8インチ)以下の艦は重巡洋艦に類別されることになりましたがなぜ6インチ(15.2Cm)から8インチではないんでしょうか。 名古屋市民 |
- 小生のような者が最初のレスをするのは僭越のような気もしますが。
簡単に言えば、それまでに建造された巡洋艦で、155ミリ(6.1インチ)砲を備砲とするものがあり、それらを重巡洋艦のカテゴリーに分類してしまうのは現実的ではない(条約を締結することができない)と考えられたからではないでしょうか。
海機55期
- 便乗で申し訳ないんですが、以前質問して満足な答えが出てこなかったので、再度。
19センチ砲装備の英海軍巡洋艦カヴェンディッシュ級(ホーキンス級)は、ロンドン条約上は甲巡でしょうか、乙巡でしょうか?
我が古鷹型が甲巡ならば、当然甲巡扱いになるような気がするのですが。
まなかじ
- ↑ホーキンス級は元来甲巡扱いです。ただ、砲を6in砲に変更する事で乙巡枠に振り返られてます(笑)。
なお、ロンドン条約失効後7.5in砲を再度搭載して甲巡に戻ってます(爆)。
大塚好古
- フランスが悪いんです(ぉ
あの国のデュケイ・トルーアン級巡洋艦が
陸軍の155mm砲をベースにした主砲を採用してたんです
余談1
今でも陸砲の中心になってる155mm砲は
第一次大戦時のフランスの155mmがルーツで
それが第一次大戦時に米国でも採用され
第二次大戦後は西側の標準口径になったです
余談2
この巡洋艦の起工は古鷹なんかとほぼ同時期で
そんな時に、この程度の軽巡を作ろうとしたあたり理解に苦しみますが
良く考えると、この時期のフランス海軍って
防護巡洋艦と装甲巡洋艦ばかりでまともな軽巡洋艦持って無いんですね
そいやイタリアも似たような事してるなぁ
余談3
こうして巡洋艦の規格に大きな波風をぶちかましてくれたフランスですが
他国が重巡を作り出して大慌てで追随して素敵な重巡を作りましたが、まあそれはさておき
何処の国もそうですが、重巡をある程度作った所で我に帰って、まともな軽巡洋艦の建造を再開します
最上とかブルックリンみたいなヘンな軽巡造る国もありましたけど
英とか伊はそれなりに手ごろな軽巡を造ります、で負けられないのでフランスも軽巡建造を始めます
主砲は新規開発の152mm・・・・おい
ま、あれですね、深く考えたら負けです
SUDO
- ↑しかもフランスは、条約を調印していないんですよね(会議には参加していたが、途中で離脱(イタリアも))・・・・おぃおぃおぃ、ですな。
海機55期
- フランスは最初19.4センチ砲巡洋艦を設計していて、ワシントン条約で8インチ砲巡洋艦を造り始めたので慌てて15.5センチにしたんじゃなかったっけ?
カーフ
- >6
ワシントン条約では巡洋艦は最大スペックが規定されましたが
重巡と軽巡の規定を導入したのは1930年のロンドン条約です
つまり、デュケイ・トルーアン級の15.5cmはワシントン条約には直接的には関係ありません
条約で8インチ(20.3cm)に規定されたので19.4cmを開発する意味と意義が薄れ
かといって既に建造承認された1922計画艦には8インチ砲の開発が間に合わない
よって、陸砲流用の(正確には流用ではない)15.5cmを急遽採用したとされてますね
別に元計画のまま19.4で作っても実害無かったと思うんですがね
SUDO
- そうですかフランスが原因でしたか。SUDO様ありがとうございます。
名古屋市民