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大塚好古さんのHPを見ていたところ日本海軍の砲弾は「水中弾効果を重視するあまり貫通力に劣り、しかも爆発不発が多い」となっていましたが一方、アメリカの砲弾はどうなのでしょう?太平洋海戦記を読むと多数の命中弾を受けた「青葉」は不発弾が多くて生還できたようなに書いていましたが不発弾はけっこうあったみたいですね。 のらねこ |
- 艦船関係の方へ質問されてはいかがでしょうか?
きっと、答えが返ってくると思いますよ。
Sparrow
- レスがつかないようなので、ボクのような者のレスでも構わないということで。
大戦中に、とある島で米軍の艦砲射撃を受けた方の手記を読んだことがあります。それによると、射撃が終わった後、タコツボから出てみると、あちこちに不発弾が転がっていたそうです。中を開いて見ると(凄い勇気!)、何と砂が詰め込んであったとか。
手記を書かれた方は「戦時中だからって、みんなが愛国的になって兵器を作るわけじゃない。中には火事場泥棒的に儲けようと思う奴だっているだろう。アメリカにもそんな商売人がいたから、こんなに不発弾が出るのかもしれない」と締め括ってました。
それと、これは朝日新聞の不発弾処理の記事で拾った知識なんですが。その記事によれば、当時の艦砲射撃の砲弾やB29の爆弾は、3割の確率で不発弾になったそうです。素人的には多すぎると思うのですが、その記事には、はっきりと3割と書かれてました。
以上、あくまでも記憶モードです。参考になれば幸いなのですが。
ツカドン
- ああ、書き込めるようになったのね。
アメリカの徹甲弾をボコスコ喰った側の記録が余り手元に無いので完全な統計は出せないのですが、
カサブランカでマサチューセッツの砲弾を喰ったジャンバールの場合命中弾5発のうち2発が不発(ただし
他の艦に向けて撃ったのは結構きちんと爆発しているので、全体では8割がた爆発している)、悪いほうでは
ブーゲンビルで羽黒にあたった6in砲弾6発のうち4発が不発。状況にもよりますが、アメリカの砲弾も
それなりの確率で不発が出ることは確かです。
…しかし、ジャンバールにあたった16in砲弾て合計200mm以上の水平防御の装甲板をぶっこぬいて
炸裂したのがあるのね^^;。戦艦を串刺しにして水中で爆発したのもあったりするし、やはりSHS恐るべし。
大塚好古
- >大塚さん
失敬、SHSとはどんな弾でしょう?
赤頭
- ↑米海軍が1930年代に採用した砲弾で、それまで米海軍が使っていた砲弾に比べて重量が増した
タイプの砲弾です(Super Heavy Shell)。射程は旧タイプの砲弾と比較して短くなるものの、
装甲貫徹力・打撃力が向上する、というメリットが有りました。なお、マサチューセッツが使用していた
16inのSHSはメリーランド級が使用していた砲弾重量が1016kgなのに対し、1225kgもあり、打撃力が
かなり向上しています。
因みに世界の艦船等で「アメリカの新戦艦は自艦の砲弾に対して充分な安全距離を持っていない」と
評される場合がありますが、これは16inSHSの大威力が為せる技であり、他国の戦艦が使用していた
16in砲弾に対してはノースカロライナ級を除いて充分な防御を持っていた事を追記しておきます。
(アイオワ級の場合、1016kgの砲弾に対しての安全距離は約16100m-28500m)
大塚好古
- これってアストリア型の中で、サンフランシスコが唯一使ったってやつでしょうか?これがあるから米重巡は、日本重巡よりも砲撃戦で優位に立てるとかいう、本がありましたが。
Take
- >6
当該級ではタスカルーサだったと記憶してます
以降の級、つまりウィチタとボルチモア級はSHS装備ですが
それ以前の艦はSHSでは無かったはずです
sudo