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464 人生相談に出ていたのですが、独ソ戦のときに存在したらしい、ブレジネフが
一枚かんだとおぼしき“小さな国”とはなんでしょう?
ご存知のかた、ご教授ください。
観戦武官

  1. 実はわたくしも、細かい知識までは有してませんが僭越ながら。
     スターリングラードで独軍が包囲されると同時期に、カフカス方面からも独A軍集団が撤退しはじめます。
     このとき、
    クライスト率いる第1装甲軍はロストフを抜けてドネツ方面へ
    ルオフ率いる第17軍はタマン半島へと撤退して行きます。
     解りにくいかもしれませんが、><左がクリミアのケルチ半島、右がタマン半島だと思ってください。(できればちゃんと地図を見てくださると助かります)
     で、このタマン半島に撤退した独第17軍を殲滅するために計画されたのが、ソ連軍の敵前上陸作戦です。
     このソ連軍の上陸作戦は、主力部隊は水際で撃退され、失敗します。
     しかし、このときに陽動作戦として行なわれた、小人数の特殊部隊による上陸は成功します。瓢箪から駒が出たわけです。
    ソ連軍は、すぐさまこの橋頭堡に増援を送りこみます。
    一方、ドイツ軍もこの橋頭堡を除去すべく、部隊を集結させます。
    そして、文字通り血みどろの戦闘が繰り広げられたのです。


    まさゆき

  2. このとき、上陸した部隊の政治委員がブレジネフです。
     彼は士気高揚のため、演説のなかでこの橋頭堡を「小さな国。英雄のみ住める国。」と名づけます。
     前の回答でも述べた通り、戦闘は熾烈を極め、上陸したほとんどの兵士は死傷します。そのため、ブレジネフの演説とあいまって勲章受賞者(いわゆるソ連邦英雄というもの)が多数でました。
     詳しくは、パウル=カレル著『焦土作戦(上)』(学研)第ニ部のくだりを読んでくだされまし。
    まさゆき

  3. 上記回答の後、帰宅して自らも焦土作戦を読み返してみると、結構、うろ覚えだったことがわかりました。
    ・「小さな国。最も勇敢な者の住める国。」でした。
    ・勲章をエサにしたのではなく、入党許可証をエサにしたようです。
    やっぱり、ちゃんと確認して答えなくてはいけない、と反省しきりです。

    蛇足。クルスクの次はルミャンツェフ作戦か。
       人生相談スターリンシリーズは、焦土作戦を先に読んでおくと、楽しさ倍増   です。
    まさゆき


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