1970年のサッカーワールドカップ・メキシコ大会の前年、エルサルバドルとホンジュラスがW杯出場をかけて予選を戦い、延長の末エルサルバドルが勝ったのですが、直後、ホンジュラスが武力攻撃を開始し紛争に発展してしまったという話です。背景には、エルサルバドル農民のホンジュラスへの不法入国を巡って両国の関係が悪化していたという事情があったようです。 国連等の呼びかけですぐに停戦が成立し、エルサルバドルはW杯に出場しましたが、1980年の平和条約締結後に行われた両国親善サッカー試合も大荒れだったとか。 中米のサッカー情勢を語る上で必ずと言っていいほど引き合いに出されるエピソードです。 ブラック・タロン