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400 レイテ沖海戦前のリンガ泊地での訓練技量のことですが、檜山良昭氏は著書の中で「次々に出る戦死者に新兵の訓練が追いつかず、技量と士気が大幅に低下していた」と述べていますが田中光二氏は「猛訓練で士気と技量が開戦以来最高になった」と全く逆の意見を述べています。「味方を敵と誤認する、充分な艦隊運動が取れない、敵艦に命中しない」などと具体的に述べられている檜山氏のほうが的を得ているような気がしますが、どちらが真相を得ていると思いますか?
ロックマン

  1. どちらも架空戦記作家ですから、ここにはそぐわないと思います。


    たかつかさ

  2. 別に架空戦記作家の主張だからと切り捨てることもないと思いますが。
    檜山氏など、光人社のNF文庫に執筆する一面も持ち合わせておりますし。

    質問への回答は、残念ながらもちあわせておりません。
    ただ、田中氏はどちらかというと日本礼賛の傾向が見られる方で、
    その主張は多少割り引いてみる必要があります。

    勝井

  3.  リンガ泊地での訓練は確かに「猛訓練」であったと回想する人が多いですし、か
    なりの回数の訓練が実施されています。
     
     ただ、定量的に技量を示す資料が無いために、「開戦以来最高」「充分な艦隊運
    動が取れない」、という事項についてはなんとも言いようがありません。

     でも、レイテ海戦で艦隊運動はなんの問題も無く実施していたのではないでしょ
    うか?
    tackow

  4. 作者が作品を書くにあたって、「AはBだった」かどうかを、色々調べて研究した結果「AはBではなかった」が事実だと言う結論に達したとしても、それが学術的な報告書などでなくフィクションである以上「AはBだった」と書いてもかまわないのです。さらに、そうやってよく調べた結果「AはBだった」という、よりもっともらしい(しかし嘘の)根拠を作中に書き、作品にリアリティを持たせより面白くすることもできるでしょう。ですから、フィクションを並べ、そのフィクションから読み取れる内容を元にどれが事実に近いかとか、あの作者は別の所ででこう書いてるから、このフィクションで書いてる事は事実に近いのではないか、などと判断しようとするのは無意味なことです。
    (N)

  5. 光人社のノンフィクション文庫「海戦事典」の390ページに、栗田長官の言葉がのっていて、「リンガでの訓練は3ヶ月に満たなかったが、隊員一同の熱心なる努力と豊富なる燃料に恵まれ、平時艦隊の一年にもまさる成果をあげ得たと信ずる。これ以上は望めぬレベルにまで、練度が向上したと思っている。・・・・略」と、書いてありますが・・・。それに訓練しても実戦では、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。
    伊-12-8

  6. 技量については、当事者の見解も色々あり判断は、難しいと思います。自分が手記などを読む限りでは、
    当時一線にでた若い搭乗員は、良い評価をし、ベテランの士官、下士官は辛い評価をする傾向にあるようです。
    ぼるた


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