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ここでこのような質問をするのもなんですが・・・
スペインやポルトガルが他のヨーロッパ諸国とレールの幅が違う、つまり標準軌でないのはのはなぜですか?やはり歴史的背景ですか? ロシアの場合は明らかに歴史的背景(ナポレオンのロシア侵攻)ですが。 ぱるぱる
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- 検索して調べてみたが、やはり「国防上の理由」らしい。恐らく、ヨーロッパのどこの国も鉄道ゲージを決めるに当たり、敵国の軍隊に自国の鉄道を容易に利用させないようにしてほしいという軍部からの要請と、隣国との交通・輸送の支障を排除したいという経済的要請とを天秤にかけて判断していたのではないでしょうか。
19世紀のスペイン、ポルトガルの場合フランスとの間にピレネー山脈があり、鉄道を敷けるルートが限られている上に、フランス、ドイツに比べ経済的に遅れており大陸中心部での経済的相互交流の影響も限定的でしかなく、フランスと違うゲージにしても国境を超える輸送量が小さいために問題が少ないと考えたからではないでしょうか。
アリエフ
- ついでにロシアの場合、超広軌にしたのは国防上の理由が大きな要因だが、帝政ロシア以来、旧ソ連時代を通じてこのゲージを変えなかったのは、基本的に西欧諸国との経済・輸送上の交流を前提としない社会主義経済圏としての考え方があったからだと思う。ちなみに、鉄道ゲージの幅は政治的事情によって変わったりするもので、例えば、満州の東清鉄道はもともとシベリア鉄道の一部としてロシアが敷設したため、開業当初は超広軌だったが、日露戦争でロシアが敗退し日本の権益が及ぶようになってから標準軌に改められている。
アリエフ
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