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アメリカは、真珠湾攻撃について「宣戦布告もなしに攻撃をしかけるとは卑怯だ!」と怒ってます。そこで疑問に思ったのですが、20世紀において、宣戦布告なしに戦争状態に突入した事例って、他にあるのでしょうか? ツカドン
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- 日露戦争…
勝井
- 日本軍の真珠湾攻撃は「あり得ること」として警戒されているんです。「日露戦争の如く」真珠湾が空母によって奇襲されかねない、としての対策研究その他は実際に行われています。既に20世紀初頭より「宣戦布告」という儀式が既に形骸化し始めているのでしょう。
BUN
- 逆に、20世紀において、宣戦布告を伴った戦争ってどれくらいあるんでしょうか(レトリカルな疑問)。
形式的に宣戦布告して、同時に侵攻ってのがせいぜいじゃないですかね。
特に20世紀の後半、あるいは第二次大戦以降には、
宣戦布告が行われた例を探す方がずっと難しいと思います。
便利少尉
- 国境紛争や民族間紛争などの衝突が拡大して実質的な戦争状態になり、それから宣戦布告が行われる、あるいは行われないまま進展するようなケースが結構ある。例えば、櫨溝橋(この字で良かったっけ?)事件から不拡大方針を出すも本格的な日中間の戦争に進展していく過程で、明確な宣戦布告が日中両国のいずれかから出されていたかな? この辺の経緯がかなりややこしい。前にも書いたが、68年の中ソ国境紛争はソ連が国境から10キロくらい侵攻し、かなり本格的な戦争と言ってもおかしくないような状況だったとか。
アリエフ
- そうですね。宣戦布告がきちんとなされて始まった戦争って、実は例外的でした。それなら、なぜ、真珠湾攻撃だけが卑怯呼ばわりされるのでしょうか?
ツカドン
- 政治的に利用するため、でしょう。
真珠湾がなかったなら、フィリピンかどっかで、アメリカの手で
「日本の卑怯な振る舞い」が仕立てられるはずでした。
とにかく、なにがなんでも「卑怯なジャップ」にする必要があったんです。
勝井
- >フィリピンかどっかで、アメリカの手で「日本の卑怯な振る舞い」が仕立てられるはずでした。
それは興味があります。いつ、どこで、どんな状況のときに、どのような陰謀がなされる計画だったのでしょうか?
ことーろいど
- ↑大義名分ってやつですから、いくらでもでっち上げれます。
現実にどんなことを考えていたかは知りませんが、例えば
軍事施設を狙って投弾した爆弾が住宅地なんかに落ちた場合
「一般市民を攻撃目標にしている卑怯なジャップ」とか、
絶好の口実になりますよね。どこの国でも程度の差はあれ
やることでしょう。
taka
- ↑いや、てっきり『アメリカの手で「日本の卑怯な振る舞い」』が『仕立てられるはず』というのは、アメリカの自作自演で真珠湾奇襲クラスのインパクトのある事件が企てられていたのかと思いまして。
ことーろいど
- とりあえず具体的な動きとしては、徴用したボロ船に申し訳程度の武装を付けて、現地で雇った船員と米海軍士官数名を乗せ、仏印近くを遊弋させるというものがありました。開戦ちょっと前に大統領命令として出ています。日本に対する挑発ですね。パネー号事件の再来を狙ったといったところでしょうか。この件に関してはいろいろと物議がありましたので、あったという事実だけの報告だけということで。
tomo
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