下のサイトを見てください。ソ連邦成立後、短期間だけ存在しました。連邦傘下にありつつも、日本に対する緩衝国として作られたとのことです。
http://www.kt.rim.or.jp/~katsuma/Hakubutu.f/Soviet.f/kyokyo.f/kyokyo.html
アリエフ

未来社という出版社から「極東共和国の夢」堀江則雄著ISBN4-624-11174-5という本がでておりますので、そちらに詳しくでているかと。極東共和国についてはテレビでも去年くらいにやってましたね。
この国の指導者であるクラスノシチョコフはなかなか興味深い人物のようです。
レッドこてらじ

追記：土地の私有禁止、男女同権、労働者の権利擁護などを掲げつつ、財産の私有許可、信教の自由などを保障する民主共和国を目指していた点で当時のソヴィエトと一線を画します。ネップの走りみたいなものですね。これはクラスノシチョコフがアメリカで暮らしていたこと、そしてシベリアに共産主義の準備は当面整わない、という判断からなされています。
ただしクラスノシチョコフが病床に倒れた隙に国家指導者を解任されたため、理想は頓挫してしまいました。
緩衝国としては、日本軍の沿海州撤兵に一定の役割を果たしたと評価できるようです。

なお、その後、クラスノシチョコフはレーニンによってネップの推進者に位置付けられましたが、スターリンの台頭によって、ここでも意思半ばに終わっています。
こてらじ