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太平洋戦争で海軍がもっと重視して生産・建造していたらよかったものの分野は何だったかと考えますか? 個人的には直接の敗北の原因として ・制空権を取られて一方的な航空攻撃を受けた ・潜水艦でシーレーンを分断されて資源を戦力化できなかった だから@戦闘機A対潜護衛艦だと思います。 ロックマン |
涼月
戦争末期なら、神風特攻隊の出撃を早める以外に無かったと思います。
マリアナ・レイテの海戦でも日本海軍は見るべき戦果を挙げてませんから。
「写真集カミカゼ 陸・海軍特別攻撃隊」(KKベストセラーズ)上P19より引用
筆者は昭和53年に『日露戦争全史』(時事通信社)を翻訳したことが
機縁となり、その著者でオーストラリアの著名な戦記作家
ウォーナー夫妻と知り合った。同氏は戦争中オーストラリアの
新聞特派員として、サイパンから沖縄まで従軍し、
日本軍の特攻をその目で目撃したばかりか、
沖縄作戦では英空母の艦上で特別攻撃を受けて負傷し、
本国に後送された経験の持ち主でもあった。
「特攻機が水平線に現れて目標にぶつかるまでは、私が書くから、
君は水平線の向こう側を担当してくれないか」ということで、
数年間かけてウォーナー夫妻と一緒にまとめたのが、
『THE SACRED WARRIORS:Japan’s Suisaide Legions』
(バン・ノストランド・レインホール社、ニューヨーク。
邦題『ドギュメント 神風』(時事通信社、徳間文庫)である。
ウォーナー夫妻が太平洋戦線で日本機から体当たり攻撃を受けた
米、豪、英の全艦船について調査したところ、次の事実が判明した。
●空母「セント・ロー」、「オマニー・ベイ」、「ビスマルク・シー」
の三隻を含む少なくとも57隻が撃沈された。
●正規空母「タイコンデロカ」、「バンカーヒル」、「エンタープライズ」、
「フランクリン」、護衛空母「サンガモン」、英空母「フォーミダブル」、
水上機母艦「カーチス」、豪重巡「オーストラリア」を含む108隻は、
特攻攻撃で受けた損傷のため、終戦まで戦線に復帰できなかった。
●さらに空母「レキシントン」、「イントレピッド」、「ランドルフ」、
「サラトガ」、「ワスプ」、「ハンコック」、軽空母「ガボット」、
護衛空母「キトカン・ベイ」、「カダシャン・ベイ」、「サラマウア」、
「ウェーク・アイランド」、戦艦「ニュー・メキシコ」、「メリーランド」、
「ネヴァダ」を含む84隻が船体に重大な損傷を受けるか、
多数の死傷者を出すか、それとも物的・人的の両面で大損害を受けた。
●さらに少なくとも221隻が軽傷を負った。
[児島襄 「天皇と戦争責任」P24、25より]
マーシャル参謀総長の発言にたいして、陸軍長官スチムソンは、
日本の「潜在的平和勢力」による降伏は考えられないか、といい、
大統領顧問W・リーヒ海軍大将も、指摘した。
「なにも日本を無条件降伏させなければ、こちらが敗けるわけではない。
無条件降伏に固執して日本人を自暴自棄においこみ、
われわれの戦死者名簿を厚くしては意味がない」
だが、ほかに適切な対案もなく、陸軍の日本本土上陸作戦が
承認されて、会談は終わった。
この会議の五日後、六月二十一日、沖縄は陥落した。
そして、この沖縄陥落は、米国の対日政策、とくに天皇と天皇制
にたいする姿勢を転換させるきっかけとなった。
沖縄戦のバランスシートは、過酷なものであった。
米軍側は艦船千三百十七隻、飛行機千七百二十七機、
人員四十五万千八百六十六人を動員して沖縄を攻め、
日本側は航空機延べ九千五百機、兵員約七万七千二百人で戦った。
日本側は将兵約六万五千人、沖縄県民約十万人が死んだが、
米国側の損害も大きかった。
海軍は艦船沈没三十六隻、撃破三百六十八隻、
戦死四千九百七人、負傷者六千二百四十人を数え、
陸軍は、第十軍司令官S・パックナー中将をはじめ
戦死および行方不明七千六百十三人、負傷五万八千十八人を記録した。
ほかに航空機七百六十三機が失われている。
#後半の数字については沖縄現地義勇軍やイギリス軍を含んでおらず、
#様様な異説もあるのですが、少なくともW・リーヒ海軍大将の発言は妥当です。
aaa
特にヒトラー・ドイツがそうなのだが、無理に背伸びをして「奇跡的兵器」
なんぞ完成させても、大抵の場合は信頼性その他で役に立たない場合が多い。
きんた
支援がもっと出来たのではないでしょうか?
Take