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325 中国で20世紀初頭まで続いていた科挙は歴史上もっとも難しい試験なのでしょうか?また合格率は何%くらいなのでしょうか?
ぱるぱる

  1. 直接の答にはなっていませんが、中公新書15 科挙 宮崎市定著が
    科挙についてかなり詳しく書いてあります。

     読みやすい本です。
    toko

  2. エラく難しいです。

    まず地方で「県試」という試験を受けます。これの競争率は100倍以上で、14歳から受けることが出来ます。
    次に「府試」を受け次に「院試」を受けここまでの合格率は0,001%です。

    この「院試」合格者はまだ本試験の予備訓練の資格を得るに過ぎません。
    そしてまず「郷試」という試験を受け(競争率250倍・合格者40名)、「郷試合格者」は次に「会試」を受け、最後に王自らの口頭試問である「殿試」を受けて、この合格者に「進士」という称号が送られ念願の高級官吏になることが出来たそうです。

    因みにこの科挙はおよそ1300年も続いたそうです。
    摂津守

  3. ↑ 試験の順序とか言葉の定義に問題(はっきりいって間違い)がありますので、あえて書き込みます。詳しくは宮崎市定氏の「科挙」をお読みください。ここに書ききれません。なおこの本は、非常にやさしい分りやすい面白い本だと私は思います。余談ですが、そこに出てくる、「カンニングシャツ」の実物は、京都の藤井有隣館で見られます。
     二点、言葉の問題ですが、最終試験は「王」ではなく、「皇帝」が行います。「高級官吏」とは言葉の矛盾であって、「吏」とは下級役人を意味する語です。「高級官僚」というべきでしょう。
    休莫


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