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今世紀、南米で一度しか戦争が無かったのはなぜですか? ぱるぱる |
- ・・・・・戦争するのが当たり前なのでしょうか?
胃袋3分の1
- 国家間の争いを戦争とするならばフォークランド紛争位だけど、アルゼンチン、ペルーなどゲリラの活動は盛んだし、かつてのボリビアでは年中行事というくらいクーデターが起こってたりして、どの国も結構、紛争を抱えてますよ。
ただ、どの国も主要な宗教がカトリックで宗教対立による国家同士の戦争が起こりにくい。また、多くの国で人口の大部分がスペイン・ポルトガルの植民者の子孫である白人又はメスチゾ(原住民との混血)で文化的にも割と一様であること、が大きな原因であると思います。また、この地域が今世紀初め頃からアメリカ合衆国の経済的勢力圏下にあたり、ヨーロッパ諸国の対立がこの地域にもたらされなかったことも、一つの要因でしょう。
アリエフ
- すみません。どうも気になるんで教えてください。
南米で今世紀ただ一回の戦争とは、チャコ戦争でいいんですか?
カンタニャック
- 平和だったわけじゃないんです。
ただ、“戦争”ができるほど余裕のある国がなかっただけなんです。
貧乏だからせいぜい内戦や国境紛争がせいぜいなの。
国際的に注目されてないから、ヨーロッパで起これば年表に載るようなことでも、扱いが低くなっちゃいますし。
FIX
- ま、戦争の定義にもよりますが。中ソ国境紛争なんて両国とも数個師団が互いに攻撃を行ったものですが、宣戦布告による国権の発動としての「戦争」にまではエスカレートしなかった。隣国に侵攻して犠牲を払うほどの利益が得られる見通しが無いし、そこまでして攻めこむ理由、必要性もないからだと思いますが。
アリエフ