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第三次ソロモン海戦でどうして「霧島」は「サウスダコタ」に一万m以内から撃ったのに118発撃って1発しかあたらなかったのでしょうか?それに対して「ワシントン」は主砲76発で9発、両用砲120発撃って40発もあたったのでしょうか?リー提督がレーダー射撃の専門家とはいえできすぎです。敵艦の発砲炎に照準してしまったなどの「霧島」は何か重大なミスをしていたのでしょうか? のらねこ |
ワタシは6発以上は当たったと思っています。根拠は聞かないで下さい(^^;
それはさておき、「ミス」といえるかは判りませんが。初動に撃った3式弾の
弾道が(弱装薬という事と重なって)徹甲弾の弾道と異なっていたので命中さ
せにくかった。というのはあるかもしれません。副砲は当ててますから・・
この前々日の海戦では「霧島」の主砲弾は結構当たってる様なのですが、射距
離が短かったので前記の「ミス」はカバー出来たのかも?
それとは別ですが、射撃時間に対して発射弾数が多いのも気になるところでは
あります。砲戦時間は約15分程度ですが、117発とすれば、ほぼ1分毎に
1斉射ですか、非常に高い発射速度です。ミスとは言えないまでもろくに照準
の修正を実施していなかった可能性はあります。理由は兎に角徹甲弾に弾種を
変更したかったからでしょうか?
これは、「敵艦は巡洋艦」という先入観が支配的であった為と思います。まぁ
「ミス」になるんでしょうね。
また、「ワシントン」の命中率約10%程度(これも資料によってかなり異な
りますよね)ですが、攻撃を受けない列外からの射撃で好条件であった事や射
距離を考えれば「そんなもんでしょう」としか言いようがありません。
「サウスダコタ」に対する我が重巡の無照射射撃による命中率もほぼ同等です。
また、霧島が発射した徹甲弾は一応当たってますよね・・・これは命中率にす
れば4〜5%ですか(1/27)。「サウスダコタ」の命中率の約半分ですが、
「霧島」に当たった砲弾数もなんとも言えないところなので・・
そいえば、リー提督はこれ以降、夜戦が嫌いになったそうです(^^;
tackow