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ヒトラーとナポレオンって、一方は犯罪者扱いされているのに、ナポレオンは英雄扱いされています。これっておかしいとおもいません?両方とも変わらない様なきがするんですが・・・。 made for you |
- 当のドイツ国民自体が今日、ヒトラーを完全否定しているからでしょう。
(1)明確な人種・民族差別を標榜するナチズムが批判の対象になっていること、(2)戦後ドイツがナチズム等の全体主義を完全否定する啓発・教育を徹底すると共に、国家権力がナチズム的な運動を抑えこんでいること(ドイツ連邦共和国憲法は、民主主義破壊を標榜する思想・運動は国家による取締りの対象とすることを認めている)
(3)第二次大戦において連合軍がナチスとドイツ国民を同一視し徹底的な打撃を与えると共に、ドイツ国民は自民族の生存すら保障されないかもしれないというような深刻な恐怖を味わったこと
が彼らがヒトラー及びナチズムを否定する原因であり、むしろ徹底的に否定しないと周辺諸国からドイツ人がナチス復活を容認していると見られてしまうので避けなければならない。
ナポレオン戦争の19世紀初め頃は、ナポレオンが敗北してもフランス国民の大多数が生存を脅かされること無く、ナポレオンを島流しして周辺国との和平交渉を行えば良かった。また、ほとぼり冷めた頃、プロシアやオーストリア等の周辺国との覇権闘争において、ナポレオンを「救国の英雄」として国民へのプロパガンダに利用したことも原因でしょう。
結局、その人物の行為だけでなく、後世の国民に対し、その人物に関してどのような教育・啓蒙が行われているかが評価の差を生むものだと思います。
アリエフ
- アリエフさん自身はこの事についてどう思います?
made for you
- 仮にナポレオンが特定の民族を徹底的に弾圧、迫害したりしていたら彼の株はかなり下がっていたんだろうけどね。ヒトラーに比べ毛沢東が犯罪者扱いされてないのはおかしい、と言うのも似たようなものか。もちろん、毛沢東が大躍進運動や文化大革命で数百万人規模の犠牲を出したのは明白な事実だけど。
「英雄」とか「革命」と賛美されているものの裏には、大抵、どこでもかなり血なまぐさい裏事情があるんですよ。フランス革命にしてもそうだね。
アリエフ
- ヒトラー・ドイツの場合は首都陥落・全土破滅だから。
しかも首都陥落が東方スラブ民族によるってのが、
ヨーロッパ史上最低の恥ずべき大事件でしょう。
ルイ十四世はフランス革命で国民を貧しくした暴君として
いったんは否定されたものの、時が経るにしたがって対外戦争で
勝利を重ね、祖国フランスを強国にしたということで再評価されます。
ロシアでもスターリンは大祖国戦争を勝利に導いたということで、
イワン雷帝やピョートル一世と並ぶ偉大な皇帝だったとも言われます。
日本太郎
- ヒトラーは許せません。ユダヤという一民族を徹底的に虐殺したのですから、歴史上空前の犯罪者ですよ。
Take