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244 パリ占領後、親独の政権がフランスを治めていたのだと思いますが、
この時期、仏軍はどうなっていたのでしょうか?
仏軍が独軍に協力させられるような事はなかったのでしょうか?

不自由フランス

  1. ヴィシー・フランスの陸海軍は、親独中立的な立場をとっていました。
    ドイツもあまりその戦力を当てにせず、シリアやアルジェリアのフランス軍兵力をアフリカ軍団のために動かそうということもなかったようです。
    自国植民地での自衛戦闘では、しばしばかなり激しい戦闘を展開しました。

    ただし、空軍はとくに戦闘機隊がアルジェリアやモロッコを基地として西部地中海方面でジブラルタルを基地とする英空軍と交戦、数人のエースも出しています。
    ドイツへの遠慮や燃料不足、元々の機数不足などから爆撃機兵力が不十分でしたのでジブラルタル攻撃はなりませんでしたが、MB152・155、カーチス75、D520などを装備し、英軍と互角以上の戦闘をしています。


    まなかじ

  2. フランスと言えば軍事大国のひとつ。
    対ソ戦では当てに出来ない戦力とは思えませんが、
    退役者が大量に出たとか、反乱を恐れたと言う事でしょうか?
    オルガニザチャ

  3.  ドイツとの休戦条約で仏軍は10万人にまで縮小させることになってます。また、仏兵捕虜も送還されないことにもなってます。もっとも、この10万人の内訳がどうか、実行されたかは分かりません。植民地や海軍のことを考えると、少なすぎると思いますんで。
    tomo

  4. ドイツ文化圏に属し、住民もドイツ語を話せるアルザスの立場ですが。
    第二次大戦時に兵役年齢の人は第一次大戦後のフランス化教育により『フランス語を話せるフランス人』でドイツのフランス侵攻の際にはアルザス出身部隊はフランス軍として中部フランスやパリの前面で善戦しています。ところがドイツのフランス占領後はオキュパイド・フランスではなくドイツ領に戻され、アルザス出身部隊はドイツ軍の中枢、SSの中にも編成され、オキュパイド・フランスに展開、リモージュ付近では反独ゲリラ戦をきっかけに住民虐殺事件すら起こしています。戦後、戦争犯罪とされたこの事件は今でも加害/被害の両地域に尾を引きずっているようです。
    第二次大戦ではドイツ軍の名のもとにインド人からスカンジュナビア人まであらゆる民族が戦ったようですが、アルザス人の場合は『フランス人化教育』にもかかわらず、ドイツ側もアルザス側もドイツ人と信じて戦ったような気がします。これは微妙な問題で現地の人とも話したことはないのですが。

    ちなみに現在でもアルザスはフランスである以上に『アルザス』です。勿論ドイツでもありません。私もアルザス独立戦争が起きたら自由アルザス義勇軍に身を投ずる覚悟です。
    SHI

  5. 兵士や正面装備よりも、経済的に相当な貢献をしています。ドイツの戦争遂行のためにフランス国内の相当量の戦争資材をビシー政府は提供しており、これなくばドイツは連合軍との長期戦を耐えられなかったでしょう。また、正面装備ではありませんが、兵器の部品などでもフランス企業はドイツ側にかなりの協力をしています。
    フォン・アイネム


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