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アルゼンチンなど南米諸国は第一次、第二次大戦で大儲けして先進国になれるチャンスが会ったのになぜ今債務や貧困に苦しんでるんですか? 爆
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- 南米諸国といってもブラジルのような中進国もあればボリビアなどの途上国もあり様々です。例えば、アルゼンチンの場合、今世紀初頭は牧畜業や資源産業の恩恵で欧米の次にランクされる位の経済成長を遂げていました。しかし、資本家が稼いだ富を奢侈享楽に費やしたりして国内の工業化への投資が不十分だったこと、それに第一次大戦後の大恐慌により農産品や鉱物資源は大暴落し、第一次産業や鉱業が中心だった同国経済はかなりの打撃を被ったこと、さらに第2次大戦後も農産品等の主要輸出品の相対的価格低下、それに国有化政策の行き詰まりが同国経済の停滞と相対的地位低下を招いたわけです。南米全体で言えば、モノカルチャー経済であることによる弱点が見られるのではないか。
ところで、日本も第一次大戦で戦争景気に沸いたものの、その後は不況になり大恐慌を通じて経済水準は相当悪化しています。世界大戦中、戦場にならなかった国は輸出で大儲けできるが、戦後、先進国が復興すると国際競争力で対抗できない。また、戦争を通して財閥解体などの社会経済改革が進められることが無く、大土地所有制などの旧体制をそのまま温存し、それが経済発展の足かせとなってしまう、ということではないでしょうか。
アリエフ
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