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以前、産経新聞で「ソ連から北樺太を10億円(ドル?)で売却の打診があり、 日本は1億なら、と回答してご破算になった」という記事がありましたが、 後知恵ながらもったいないなと思いました。 当時の実情からみて、いくらなら商談が成立したと思いますか? 勝井 |
アリエフ
当然油田は日本のもの。海底、はまだ未発見だったでしょうが。
勝井
大戦前,多分シベリア出兵終了時くらいのタイミングだと思います。
勝井
樺太北部を日本軍が占領していたときですよね
日ソ国交成立後になってから北樺太から撤退を始めますから
そうすると
その時期では国家財政的に無理ですね
関東大震災の発生以後ですし
そもそもシベリア出兵で国力を消耗しすぎています。
震災の復興などやるべきことが優先されますし
シベリア出兵を実施されず、かつその費用を購入費として充当できたら
可能性もありますが
シベリア出兵をせずに購入したとすると日本は共産主義者と取引するのかと
国際的批難が多いでしょうし
とりあえず時期が悪いですね
購入の可能性があるのはソ連の内情を考えると
この時しかなかったと思いますが
満州事変以後の東支那鉄道の購入交渉でもかなりもめていますから
いずれにしてもソ連が納得できる金額による購入は無理かもしれません。
あきんど
遼東半島の面積は北樺太と比べものにならないくらい小さいが、その戦略的重要性を考えると両者が同じ位の相場であってもおかしくないと思う。ロシアが提案した10億円は日露戦争の戦費と比較しても高すぎる。当時の北樺太における地下資源の種類、埋蔵量や産業開発について、どれくらいの可能性があると見られていたのかよくわかりませんが、北樺太を得て開発を進めたとしても、南樺太と同様、漁業等の第一次産業が主力になったと思います。したがって、あえて日本が値段つけるなら2〜3億円くらいが上限ではないかと愚考します。
アリエフ
胃袋3分の1