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自衛隊で日本は守れるのでしょうか?有識者の人達でも意見が割れてるみたいなのですが・・・。それと自衛隊にもキャリアっているんですか? こまった素人 |
いろいろと問題が議論されてますが、
そういうこと以前に「2週間だけ」守りきり、アメリカの援軍を待つ、てのが
自衛隊の基本スタンスなのです。なにしろ弾薬が2週間分しかない。
勝井
(N)
個人的に自衛隊を無条件で支持する訳ではありませんが、曖昧な前提を元に憶測で語ることは問題の是非を問わず、あまり意味がなく、俗論と区別できません。
BUN
たんたんたぬき
な時期が(意図的に作られていた可能性はあるが)あったのは
事実だと思うのですが。にも関わらず、我が国が怪獣を除いて
何処の国にも軍事的には犯されていない所を見ればそれなりの
抑止力は持っている=守っている、守られている、と解釈して
も良いのではないでしょうか?
takukou
先の戦争での戦いぶりがあるそうです。
特攻、玉砕と、追いつめたら何をするかわからない民族だとか。
今の日本人では到底無理でしょうが。(一部の右翼さんが敢行して「やっぱり」とか言われるのかな?)
それと我々日本人は「世界を相手にして4年ももたず叩きつぶされた」という感じですが、
これもみようによっては「世界を相手に4年近くも戦い続けた」ということらしいです。
信実はともかく、「大日本帝国」の後光で守られている点はあるかと思います。
ひもと
また、こうした問題は周辺の国際情勢によっても大きく変わってくるので、単なる戦力比較だけでは論じられない。例えば、前記の例で、ソ連と中国が和解し相互安全保障条約を結ぶような事態になったら、日本の安全保障戦略の前提自体が変わってしまいます。
アリエフ
たんたんたぬき
先の大戦で英国やソ連が勝利者となったのはひとえにアメリカが味方だったからではないでしょうか?それが情けないかどうかは英国人に語って貰った方が良いと思います。
私は「自衛隊」は良くも悪くもこの国の身の丈にあった組織だと認識してるつもりではあります。
takukou
ベックメッサー
ただ、現在の日本の軍事アレルギーからみても、日本は相当量の弾薬を備蓄できる環境にはありません。弾薬庫っていうと、爆発事故がおきたときどの程度周囲に被害が及ぶか、てのが真っ先の議論になるお国柄ですから。
勝井
また、「日本の軍事アレルギー」も使いやすい言葉ですが、定量化はできませんが実態はどうか検討の余地があります。少なくとも70年代よりは80年代、それより90年年代と「アレルギー」の症状は緩和されて来ています。弾薬庫の件にしても、実は私は某弾薬庫の近くに長く住んでおりますが、そういった議論が為されたことを知りません。弾薬庫の規模、構造からして技術的な問題点はほぼありません。そこいらの広場に積んである訳ではないのです。
私は平気で紛らわしいホラを吹きますが、マジなところは誠実に抑えたく思いますので、発言させていただきました。
BUN
たんたんたぬき
現状では各地の紛争地帯で行動している国連平和維持軍が俗に「国連軍」と言われてますが、これではなく国連憲章に定められた国連加盟国の統一軍としての「国連軍」(朝鮮戦争のときの)の方を言っているのでしょうか?
アリエフ
負担金あるいは掃海艇の派遣という形で参戦した湾岸戦争や、それに
続く各地での平和維持活動参加は別に今のスタンスで構わないと考え
ています。後方か前線か。という事ですが。まぁ、後方支援も立派な
任務でしょうし、前線に拘る必要もないのでは?と思います。
米国内でも湾岸戦争時に「日本は法律の縛りがあり、その範囲内で最
大限の努力をしている、大したもんだ」という意見もあった様ですか
ら。
ワタシは政治的な話は苦手ですので、これに突っ込まれても適切な返
答をする自信はありません。
takukou
アリエフ
また、敵性正規軍が日本へ直接侵攻してくるケースを考えるのなら、敵は相当近代化された軍隊だと思われます、膨大な火力を投げ合う近代戦で、双方とも何週間以上も戦闘が継続できるでしょうか、米軍を相手にしない限り、自衛隊はかなり有効に戦えると思います。ただ、核恫喝に対してどこまでの抗堪性を示せるかは、はなはだ疑問ですが・・。
木下
これで守れるのか?と問われると、限定的ですができたと思います。なぜなら、先進国同士の現代戦でまったくの奇襲攻撃など思いもよらず、何らかの徴候が現れた瞬間、生産ラインをフル稼動させればいいのです。もしソ連が本気で日本を全面的に攻めるつもりならば、その準備は到底一二週間で終わる筈がなく、もしなりふりかまわず準備させたとしたら高らかに開戦を宣言しているも同じです。ですから高度成長以降の日本の工業力を考えると増産期間は一ヶ月前後あることになり、十分間に合います。
ですが、その時間的余裕を、政治家が食いつぶさなければという前提ではあります。
でも、もう上記のようなことは過去のこととなり、現在では特殊工作員によるテロを警戒しなければならないので、備蓄問題は難しい段階に入ってしまったと思います。テロで国が占領されないものの、即応対応を整えるには冷戦時よりも多くの備蓄をそろえなければならないからです。一見矛盾するようにも見えますが、敵の徴候による増産スイッチが期待できない以上、対応にはそれなりの用意が必要不可欠でしょうね。
たとえば、進入した工作員が平服で一般車両に分乗し、霞ヶ関に大量のRPGや機銃を乱射した程度で、もうこの国は機能マヒ確実ですし、同時に原子力発電所も襲撃されれば、もうどれだけの混乱がおきるか……。
それに対処するには従来と違った警戒態勢が必要となりますが、「冷戦が終結したのに時代錯誤な」とのマスコミの攻撃をかわし(交わし?)、国会と国民の理解が備蓄以前に必要と思います。そう思うと、前回の不審船騒ぎはある程度天佑だったかもと思うのは、不謹慎でしょうか?
ZUG
予備自衛官:47900人
即応予備自衛官:15000人
となっているそうです。
出典
「防衛問題の基礎知識」の継戦能力の項より
防衛問題研究会=編著 日本加除出版
岩下 光