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かつて女優マレーネ・ディートリヒは「第二次世界大戦を回避させる事ができたのは私一人かもしれない。」と独語しましたが、本当にマレーネ一人の判断で、戦争を回避できたのでしょうか?またそれについてどう思います? ぱるぱる |
一言でいって「ンなアホな」です。
歴史の流れが一個人の思惑ごときで変わるものではありません。
ただもう少し規模を小さくすると、スウェーデンの冒険家スウェン・ヘディンが
ヒトラーに直談判し、スウェーデンへの侵攻は行わない、との言質をとったというエピソードはあります。しかしこれとて元々予定になかったことの再確認、あるいはスウェーデン側の不安の除去の意味合いの方が強いと思います。
(余談ながら、このヘディンという方の人脈はとんでもないもので、同時代の偉人で面識がなかったのはレーニンだけだったそうです。また、ヒトラーに一個人として直言ができる数少ない一人でもありました。しかし、ヒトラーと知己であったことが災いし、現在、欧州でヘディンの名を口にするのはタブーだそうです)
勝井