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WW2時にドイツ海軍やイタリア海軍は黒海にも潜水艦(艇)を配備したそうですが、その作戦の概要や戦果について教えて下さい。私が知っているのはイタリア海軍の潜水艇CB型がソ連の潜水艦2隻を撃沈したことぐらいです。 なんでや? |
1942以降、分解されて内陸水路と陸路で黒海に運ばれ作戦行動してます
ルーマニアのコンスタツァを基地として各艦10回前後の出撃を行い
爆撃で沈んだU9以外はコンスタンツァ陥落の際、トルコ岸で自沈
乗員はトルコに抑留されました
具体的な戦果は手元の資料には無いのですが
合計15万トンぐらいは食ったのかな・・・
時期から判るように、末期に大量投入された
ミゼット・サブは黒海作戦には間に合わず投入されていません
SUDO
それにしても、小さいとはいえ潜水艦を黒海まで大陸を1000キロ以上横断(縦断?)して持ちこむとはすごいですね。やっぱり、地中海経由でボスフォラス、ダータネルス両海峡を経て持ちこむことは無理だったんでしょうか。でも、同じ時期にCB型を持ちこんだイタリア海軍はどうしたんでしょうね。
話しはそれますが、ヨーロッパからロシア、ウクライナにかけては、河川は多いし、運河も発達してますよね。軍歌じゃないけど、フィンランドから黒海まで大陸を水路で縦断することは、もしかしたらできるのかなぁ。
なんでや?
黒海へ行けたと記憶します。
大塚好古
ゴーリキィとコムソモリスクがそれに該当しますが、8000〜10000tのシエラ/アクラ級を内陸の造船所で
建造し、国内水路を経由して北洋/太平洋艦隊へ配属しているのはやはり凄いことでありますね。
大塚好古
ダーダネルス・ボスポラスともに水深が浅く、潜航してごまかすのも困難でしょう。
また、黒海での作戦は沿岸水域で行われる(ソ連艦船が外海に出ていかない)うえ、獲物そのものも多くない。
従って、長途進出及び長期作戦行動、魚雷多数搭載の必要は薄い。
大西洋や地中海でいくらあっても足りないVII型は、この目的にはオーバースペック。あえて投入する必要は全くありません。
また、イタリア海軍も陸路(鉄道輸送)で潜水艇や魚雷艇を送りこんでいます。
まなかじ
レニングラードから行けるということは、フィンランドからでも黒海まで行けるんですね。
あとゴーリキーで原潜を造っていたとは知らなかったので驚きました。だったらオカ川経由でモスクワに原潜出現なんてありうるのかな。
しかし、あらためて地図を見たら、ロシアは全土にわたって長い河川も多いし、運河や人造湖も多いですね。
なるほど、イタリア海軍も陸路でお持込みですか。でも、ドイツなんか大戦争の真っ最中にFw190を輸出してくれたんだから、固いこといわずに見逃してくれてもいいのに・・・ダメですか?
なんでや?
前大戦ではイギリスはそれで痛い目を見ていますからね。
トルコ(オスマン帝国ですが)が国民から募金してまで造ったせっかくの新鋭戦艦を取り上げてしまったら、ドイツは素早く巡洋戦艦を売りつけて(実は多分に押し売りですが)さっさと味方に引き込んでしまいました。
おかげで、ガリポリの大敗北、メソポタミアでは押されっぱなしと、ひどいことになりました。
もう、トルコ相手の商売合戦に負けるわけにはいかなかったでしょう。
まなかじ
ひょっとして巡洋戦艦とはゲーベンのことですか。もしそうだとしたら、あの船は逃げられなくなったから、このままやられるよりはましだろうということで、トルコにプレゼントしたんだと私は思っていました。しっかりゼニをとっていたとは、ドイツもなかなかエグい商売をするんですね。でも、お友だち価格にはしてくれたのかな。
なんでや?
大巡ゲーベンと防護巡ブレスラウ、両方ともしっかり金を取ったうえ、乗員はそのままドイツ人。もっとも、未熟練のトルコ人を乗せてもやられるだけだったでしょうが…。
金を出さねば(更にはドイツにつかなければ)イスタンブールを艦砲射撃するゾ!
と脅迫(スーション提督も悪人や)してます。まあ、これはトルコ政府の中立派、日和見派に対する脅しと、親ドイツ派への後押し目的のブラフだったでしょうが。
まなかじ