QQCCMMVVGGTT
90 重慶爆撃の質問をした者です。ご指摘通り「戦略爆撃の思想」からなのですが、この本はデタラメなのですか?

  1. なるほど、文字通りに「無差別」な爆撃ということであれば、確かに都市爆撃は無差別爆撃足り得ますね。とすると、無差別爆撃の発祥は帝政ドイツ「海軍」によるツェッペリン飛行船でのロンドン空襲ということになります。さらにドイツ陸軍航空隊がRシリーズの超大型爆撃機、Gシリーズの大型爆撃機を投入して、英本土空襲を拡大しています。これへの報復として、英軍もO―400などの大型爆撃機を以ってドイツの都市を襲っています。また、ロシア軍も国力および航空隊の非力や軍内部の混乱によって実行までには至りませんでしたが、高性能の「イリヤ・ムロメッツ」重爆撃機を開発配備してドイツの都市を狙っていました。WWT当時には完全に、そうした意味での都市爆撃は用兵思想として定着していたと見るべきでしょう。(まなかじ)


  2. この本自体、決して悪書雑書の類ではないのですが、80年代前半の反核ブームの中で朝日で連載されていた為にどこか時代のババをつかまされたような所があって正直言って、昔の本です。良識派として当時急に人気の出た井上成美等がヒロシマ、ナガサキに通じる無差別爆撃の首謀者だったとの主張は当時、新鮮でしたが・・・。真面目な学生だったBUN



Back