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昔、「皇帝のいない八月」とかいう映画がありましたが、あのように、自衛隊がクーデター未遂を起こしたと言う様な事実(いや、噂)というのはあるのでしょうか?
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- (設問者です)特に変な意味はないです。純粋に興味だけで、ふと、思いついたのですが。もし、その様な事実があったとして、日本の国家権力はマスコミにどの程度圧力を加えられるのか、という疑問も孕んでおるのですが。
- 噂ぐらいならありますが(国会で質疑されたこともあるし)、事実と判断されたものはないでしょう。(N)
- 戦後の日本でおこったクーデター未遂は3件あると言われています。最初は終戦直後の戦争継続派の陸軍若手将校による決起未遂。第1師団の森師団長と白石参謀が若手将校に射殺されています、その後ニセの命令書により宮城を強襲して「玉音盤」の奪取と木戸内相の身柄を拘束しようとしたが失敗してます。
- (下の続き)その次のクーデター未遂は1961年の「三無事件」で、旧軍人と右翼による国会占拠計画でしたが、これは武器の調達がうまくいかず実行が延び延びとなっていたところ、警察に計画の情報が漏れて一斉摘発を受け、頓挫しています。ちなみにこのクーデター未遂は初の「破防法」適用事件として記録されています。
- (更に下の続き)最後のクーデター未遂は、有名な「三島事件」です。1970年に作家の三島由紀夫ら「楯の会」のメンバーが自衛隊の東部方面総監部を訪問して、益田総監に自衛隊を国軍とするために決起を促したが拒否され、総監を監禁。三島たちはバルコニーから、事件を聞いて集まっていた自衛官に対して檄を飛ばした後に割腹自殺した事件です。(Key)
- そういえば三島事件の後、影響を受けてクーデターの論文を書いて懲戒免職になった自衛隊幹部がいたそうです。
- 本当にヤバい話は公にならないで、闇から闇へという可能性もあるかもしれないですね。
- 宮城占拠は終戦後でなく終戦直前では?(実質的に戦争は終わっていたと言えるかもしれんけど)終戦直後には厚木航空隊の事件を始め、いくつか反乱騒ぎがあったようですが。(N)
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