1944年12月にフィリピン沖で駆逐艦3隻が沈みました。その他多数の艦船が損傷を負っています。

その他沖縄戦のときにも台風で多数の艦船が損傷しましたが、沈没艦は出ていません

フィリピンや沖縄は台風銀座ですからね〜

なお、フィリピンのときの話が「ケイン号の叛乱」の下敷き題材になっています

元寇の時とは船が違うからなあ。日本の神様もアメリカ軍には勝てなかった。

1944年12月18日ルソン島東方約300マイルの海域で第３艦隊が台風に遭遇。ファラガット級駆逐艦「ハル(DD-350)」「モナガン(DD-354)」、フレッチャー級駆逐艦「スペンス(DD-512)」の３隻が転覆して沈没。その他、クリーブランド級軽巡「マイアミ」、インデペンデンス級軽空母「モントレー」「カウペンズ」「サン・ジャシント」、カサブランカ級護衛空母「ケープ・エスペランス」、ボーグ級護衛空母「アルタマハ」、ファラガット級駆逐艦「デューウィ」「エイルウィン」、フレッチャー級駆逐艦「ヒコックス」が重大な損害。

（続き）その他軽度の損傷を受けた艦が１９隻。この中にはプロペラ推進軸の１本が曲がってしまい、パールハーバーでドック修理しなければならなかった「アイオワ」も含まれています。航空機の損失が１４６機。死亡者及び行方不明者約７９０名。レーダーを損傷した艦も多数。

(続き)最も損害の大きかったのはトップヘビーがかねてより指摘されていたファラガット級駆逐艦で、所属していた４隻の全てが沈没または大破しています(EOS)

↑アイオワのスクリュー軸破損は初耳でした。この船、荒天性が悪い話しは聞いていましたが（戦後に英バンガードと同一行動を取った時、バンガードが13度に対してアイオワ級は26度の横揺れを記録したそうで）、「大和」級とライバル視される同級ですが、パナマ運河を通す為に無理な船体形状をしているので、戦艦の船体に最も重要な「大口径艦砲の為の安定したプラットホーム」として能力は、この戦艦の欠点かもしません。（こう言うのはカタログ値には出ませんからね＾＾）

６段目のクリーブランド級「マイアミ」の損傷は「台風で１番砲塔直前から艦首が脱落した」同級の写真を見たことがあるので（丸か丸スペシャルだと思う・号数不明）おそらくその写真がマイアミかと。