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日本軍の機内での弁当というとのり巻きが有名ですが、他の国ではどうしていたのでしょう?
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- 単発機で弁当を持って出撃したのは日本くらいではないでしょうか。外国機ではコーヒーのポットを持ち込んでいる写真が多く残されています。多発機では通常の携帯食料だったのではないでしょうか。BUN
- 日本で機上食という物が開発されたきっかけは、1924年に世界一周飛行の途中で霞ヶ浦に立ち寄った米陸軍機だったようです。この時に海軍は霞ヶ浦航空隊、陸軍が陸軍被服本廠から調査団を派遣して、機体の防寒設備や航空服等を調査しましたが、機上食として搭載された乾パンやチョコレートやコーヒー入りの魔法瓶といった物に日本側が驚き、それ以降陸海軍で航空糧食というものが研究されるようになりました。航空用魔法瓶は陸軍では首にぶら下げて顎で蓋を押し開くようにして片手で扱えるものが作られましたが、
- 小瓶の航空元気酒(和漢生薬&ビタミンB配合の薬用酒)等が登場すると小型機では使用されなくなったようです(EOS)
- "航空元気酒"って"養命酒"みたいな味でしょうかね?成分が似てる気がする
- と、いうより養命酒(あるいは類似製品)だった可能性も高いのでは?
- 航空元気酒と養命酒の関連は不明ですが、これは陸軍糧秣本廠で開発された一連の航空糧食の一つなので一応オリジナルなのでしょう。使い方としては栄養ドリンク剤みたいな感じです(EOS)
- ところで他国についてはよく分からないのですが、米陸軍の爆撃機乗員が弁当らしきものを食べている写真があります。15cmX20cmくらいのアルミ製の弁当箱で、4つに仕切られた中には豆、肉などの簡単な料理が入っています。左手でこれを持ち、右手のスプーンで食べるのですが、膝の間に魔法瓶らしきものを挟んでいるので食事中のどが渇いたら、弁当箱を膝の上に置いてこれに入っているコーヒー?を飲むのでしょう(EOS)
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