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23 映画「シン・レッド・ライン」を見てきたんですが、ガダルカナルで日本軍が実際にあんなにポンポンいっぱい野砲を撃っていたんでしょうか?

  1. ガダルカナルの野砲では有名なピストルピートがありますが、事実上、弾薬の不足は無かった、という第2師団の中隊長の回想も残されています。ガダルカナル戦の敗因は通説とは違い、制空権の欠如や補給の杜絶ではなく、日本軍の攻撃力の貧弱さだったとの記述が印象に残りました。


  2. ↑すみません、「ピストルピート」という戦法(砲撃法?)について教えてください。私もこの映画を見に行って、パンフにこの用語が書いてあったんですが具体的なことは書いてなく、気になってたんです。


  3. ↑えーと、「ピストル・ピート」というのは、ガダルカナル戦の時、日本陸軍が運良く陸揚げできた野砲が数門ありましてそれらはみな発見されにくいジャングルからヘンダーソン飛行場に対し砲撃しました。この砲撃自体の事をアメリカ軍は「ピストル・ピート」と呼んだ訳で、戦法とかそんなものの名前じゃありません。(一番下の方へ、)お答え頂きありがとうございました。そんな話もあったんですか。なるほど。日本軍は弾をケチるというイメージがあるんで(しょーがないんだけど)そのわりにはポンポン弾を打つ日本軍だなーと映画を見ながら思った訳です。ちなみにとなりで見てた先輩は「日本軍がかっこわるすぎる!」だそうで・・・(質問者より)


  4. ↑ピストルピートは10加1門によるゲリラ的(あるいは嫌がらせ的な)射撃だったのでは?射程が長い為に発見されにくい反面、たった1門それも炸薬量の少ない10加だった為実際的な効果はほとんどなかった・・・というのはコンバットコミックスに載ったマンガの印象。


  5. 山本七平氏がフィリッピンで10榴を指揮したさい、10000mあたりから初弾で飛行場のまん中に着弾したとか、96式15榴なんかでは命中率の良好なことが記録されてます。射表さえ作っておけば盲撃ちでも効果があったのでは?>ガ島


  6. 実際に


  7. (↑間違い)実際、ガ島の飛行場から米軍機がブンブン飛んでるから「ピストルピート」の異名をもらった陸軍の砲撃も心理的な嫌がらせ効果しかなかったのでしょうね、」、陸軍の砲撃は。


  8. (↑また途中で押した^^;)それで野砲の砲撃自体は基本的に間接照準が基本ですから、砲側から目標が直接見えなくても全然平気ですよね。(ガ島撤退後、米軍が隠蔽された砲撃陣地を見て偽装の入念さに感心したそうですが)


  9. ↑ただ間接射撃の場合でも観測者は必要です。標定を事前に済ませておけばそれもいらないけど、そんな事していたとは思えないし。もっとも飛行場くらい大きな目標のどこかに着弾させるだけなら、適当に推定で撃てばいいのかも知れないけど。


  10. ↑そうですね、単に面目標に対する嫌がらせ射撃なら互いの位置関係が分かっていればOKですが、面の中の点(指揮所や弾薬庫)だけを狙おうとすると前線の観測者が必要でしょうね。


  11. 砲兵の観測所はガダルカナルでも組織的に設置されていました。ガダルカナルの戦闘は米軍も含めて「攻撃に出た方が負ける」傾向の戦いであった為、戦線が膠着気味で観測拠点も維持されていたようです。



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