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どっかのホームページで(それが、どこなのかは、忘れてしまったのですが)かつて、ロシアを占領された、積年の恨みとばかりに、ソ連が、チンギス・ハンの子孫をシベリア送りにして、虐殺したと、あったのですが・・・・・チンギス・ハンの子孫で生きている方はいるのでしょうか?それともすでに、全滅なのか、ご存知の方、教えてください。 シャー・ルフ
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- チンギスハンの子孫ってどういう意味ですかね?モンゴルの人々は自分たちはチンギスハンの末裔だと自称しているが。
それはさておき、「タタールのくびき」と言って、モンゴルに攻めこまれ支配下に置かれた経験はロシア人にとって悪夢であり続けてきました(事実以上に吹聴されてきているのかもしれないが)。恐らく、クリミア・タタールのシベリア強制集団移住のことを言っているのではないかと思いますが、この民族はモンゴル帝国の末裔であり、13世紀頃からクリミア半島周辺に土着し、革命前は別に好戦的でもなくロシア帝国内の他の民族と同様な立場にあったわけです。しかし、30年代に、スターリンの下、社会主義化が進められる中で、クリミア・タタールを含む非スラブ系民族の強制集団移住政策が展開されます。このため、ヨーロッパ・ロシアにいたユダヤ人が極東に集団移住させられたり、逆に極東にいた朝鮮系がカザフスタンの砂漠の中に移されたりと、諸民族の伝統的な拠点地域と切り離してしまう政策が強引に行われました。最大の目的は、土地財産の私有を廃止し集団農場化を進めるためだったのだろうけど。もちろん、「タタールのくびき」のような伝統的・民族的な差別・偏見も絡んでいると思われますし、共産党に反発し外国勢力、反革命勢力になびくかもしれない民族を、外国の影響が及ばない辺地に追いやったとも見ることができる。
アリエフ
- (補足)要するに、ロシア革命後、30年代にかけて、シベリア開発のため大量の労働力が必要になり、反革命分子とされたロシア人も、クリミア・タタールのような少数民族も揃って強制的に移動させられ、集団農場や強制収容所でこき使われたということかな。ともかく、この時代は多くのロシア人にとっても受難の時代です。シベリアへの移動のときは家畜同様に貨車に押し込められ、移動途中でも多くの人命が失われたそうで。
ところで、最近、クリミア・タタール人の中で元の居住地への帰還運動が行われているそうですが、元居住地は他人の土地となっているわけだし、うまくいくかどうか?クリミア・タタールに帰還と土地の返還を認めたら、他の強制移動させられた民族も同様なこと主張して、ロシアは内乱状態になるだろうが。
アリエフ
- 「タタールのくびき」が、事実以上に、吹聴されているというのは、知っています。少数民族が、強制的に、スターリンによって、シベリア等に、無理やり強制移住させられたのも、知っていますが、チンギス・ハンの子孫、まあ、例えば、織田信長の子孫の方は、今現在でも、おられますが、同じように、チンギス・ハンの子孫の方も、生きておられるのかな?と思い、書きこみをしたのですが、http://tanakanews.com/a0720mongolia.htm「モンゴルの希望と苦悩」に、「チンギス・ハンの一族の子孫であると、自慢していた貴族たちは、「人民の敵」として、処刑された。」とあったので、チンギス・ハンの血を受け継いでる人は、現代では、存在しないのでしょうか?
シャー・ルフ
- 元ネタの方も見ましたが、「チンギス・ハンの一族の子孫であると、自慢していた貴族たち」全てが本当にチンギス・ハンの子孫だったのか、こうした貴族以外の庶民で殺されなかった人々にチンギス・ハンの子孫は全くいないのか、この文章だけではわかりませんね。日本でもそうですが、家系図の類は完全に信用できないものが多かったりします。
それに、革命前、本当に血筋を引いているのかよくわからない貴族を前にして、チンギス・ハンの直系の子孫という確たる証明を持っているものの庶民階級にある者が、そうした事実を堂々と公表することが難しかった、タブーとされていたような事情がある可能性も考えられます。要するに、引用された文章だけではチンギスハンの子孫で生きているものがいないとは断言できませんね。
アリエフ
- >3
ソ連がチンギス・ハーンの子孫を殺したのはモンゴル国内の話です。
しかし、チンギス・ハーンの一族はユーラシアの広範囲に広がり、そこでそれぞれが子を産み、一族を形成していきました。
チンギス・ハーンの子孫なんておそらく追いきれないというのが現実でしょう。
全ての子孫の系図が残っているわけでもないし、上でアリエフさんが指摘しているように系図があってもそれが正しいとは限りません。
シャー・ルフさんのハンドルの由来となった人物も系図上ではチンギス・ハーンの後裔です。
個人的には数人、数十人なんてレベルではなく、数千、数万人のオーダで存在しても不思議じゃないと思います。
PT
- 家系図などが信用できないというのは、自分もよく知っています。確か、明治の頃には、自分自身に、「箔」をつけるために、家系図を偽造しまくっていた、といった事も聞いた事があります。モンゴル帝国を再建しようとした、ティムールも、「自分は、チンギス・ハンの直系子孫である」と言っていましたし。しかし、「君のハンドルネームの由来になった人物が、チンギス・ハンの系図上では、チンギス・ハンの子孫だよ」と指摘された時は、「おお!!!さすが、ここのホームページにいる人は、天才だ!」と思いましたよ(笑)ところで、無理やり、彼らの子孫を探そうとしたら、自称チンギス・ハンの末裔の人をかたっぱしから、集めて、DNA鑑定をするしかないのでしょうか?(あっ!数百年もあっているから、遺伝子上は、もはや、他人でしょうかね?何百年あとでも、「この人は、誰々の子孫だ。」と解明するのに、成功した例ってあるのでしょうか?)
シャー・ルフ
- ↑ゴミレス失礼。アルプスの氷河の中からフリーズドライで見つかった
「アイスマン(でしたっけ?)」…3000年くらい前の人だったかな。
彼の直系の子孫がDNA鑑定で判明したって話,ちょっと前にありましたよね。
”&”
- 3000年も前の人物の直系の子孫が、わかったんですか?すごいですね。だったら、やろうと思えば、チンギス・ハンの子孫を探すって事もできますかね?
シャー・ルフ
- チンギス・ハン本人の遺体からDNAサンプルを抽出すれば、判るんじゃないでしょうか。さて、その遺体がいったいどこにあるやら……。仔羊さん、教えて。
ノースバーグ
- 確実にチンギス・ハンの子孫であることが判ってる人物の遺体があれば、ある程度の系統は代用できますね。あ、いや、でも女性の遺体でないとダメ、とかいうのがあるかも。あまり本気にしないで……。
ノースバーグ
- しまった!よく考えたら、本人の遺体がなければ、確認は不可能ですよね。それに、チンギス・ハンの遺体を埋めた墓は、21世紀の今でも、見つかっていないし・・・・・こりゃあ、やっぱ無理ですかね?(いいとこまで行ってたのに、残念)しかし、確実に、子孫だとわかっている人物・・・・・ううむ・・ところで、ノースバークさん、「女性の遺体でないとダメ」ってどういう事なのでしょうか?教えてください。
シャー・ルフ
- 女性の遺体・・・多分ミトコンドリアのDNAのこと言ってるんでしょう。でもチンギスカンは漢ですから彼由来のそれは子孫には伝わらないですが。彼の死体が見つからないっていうならとりあえずフビライあたりの死体を掘り出して調べるってのはどうでしょう?
alphabetta
- なるほど、ミトコンドリアのDNAですか。しかし、チンギス・ハンは、男性ですから、無理ですね、ううむ・・・・・フビライ・ハンの遺体ですか、彼の墓は、チンギス・ハンと違って、あるのでしょうか?ううむ、結局、永遠の謎ですかね?子孫を探すのは・・・・・・
シャー・ルフ
- チンギス・ハンで無くてもその血をひく元朝の皇帝や各汗国の国王のDNAサンプルが入手出来れば、Y染色体上のDNA配列の比較で、男系子孫なら調査可能と思いますが。
尤も夢は夢のままで、そっとしておく方が。
櫻草
- みなさんのご回答、本当にありがとうございました。m(_ _)m
シャー・ルフ
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