そもそも東京裁判自体、戦勝国によるリンチでしょう？　つまり、名だたる被告は、最初っから死刑判決が決まってたようなものです。広田弘毅は、員数合わせのために被告人に選ばれ、結果としてデキレースで死刑判決を受けた、と僕は理解してます。
ツカドン

極東軍事裁判は被告人の選定、起訴、判決までさまざまなせめぎ合いがありました。日本政府と連合国、連合国内部では主導的なアメリカとその他の国、アメリカ内部でもマッカーサーと本国の軋轢、裁判における検察と弁護人、判事内部でも。
例えば極東軍事裁判自体は肯定するオランダの判事レーリンクは広田弘毅は無罪であると主張していたりします。またあくまで推定ですが死刑判決は全会一致ではなく最低でも11の判事の内4人は反対しています。
広田弘毅は主に首相時代、外相時代の中国侵略の助長あるいは不作為により裁かれています。
いおーじま

補足
最後の不作為は、軍部の発言力増大（陸海大臣現役武官制）などを阻止しなかった不作為等を指します。
なお極東軍事裁判に関しては
東京裁判ハンドブック 東京裁判ハンドブック編集委員会編 青木書店 1989 3000円
ISBN4-250-89013-9
が十年以上前の物ですがお勧めです。
　
いおーじま

城山三郎の『落日燃ゆ』を読みましょう。ぜひ
虚心兵

文官・武官としてみた時、文官の最たる近衛文麿氏が自決されています。
残るは序列で広田氏がところてん式に筆頭かと...。
woodstock