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164 スペインのフランコ総統(で、いいのかな?)はどうしてあんなに嫌われているのでしょう?動乱の時代に生きた指導者として、あの人はまずまずだったと思うのですが。
矮鶏

  1. 「あんなに嫌われて」というのは具体的にどれくらい嫌われたのでしょう?
    そう極端に嫌われていたのだったら、フランコ総統が後継者に指名したフアン・
    カルロス国王も民衆の支持を得られないと思いますが。
    Sampon

  2. フランコの独裁時代を含むスペインの現代史について、下のサイトを参考にしてください。彼の評判が良くない理由として、1975年に死ぬまで約40年間独裁を続け、その間、共産党など体制反対派を徹底的に弾圧してきたこと、特に、60年代、フランスを初め周辺諸国の学生運動において人権弾圧の独裁者として批判されたことが大きな要因でしょう。また、国民が長期独裁政権に飽きたこともあるのだろうけど。彼の死後、王制復古が行われ、国王の下で民主化が行われています。
    http://www.spain-japan.com/xx/sigloxx.html
    アリエフ

  3. 同僚のスペイン人からの聞きかじりを元に一寸講釈を。
    スペインは大きく、バルセロナを中心とするカタルニアと、現在はマドリッドを中心とするスペインがあり、両者はなんと本当は、国旗から文化、言葉まで違うのだそうです。(北のバスクも独立を主張していますが)
    レアル・マドリッドは強いねなどとバルセロナで言ったら殴られるし、マドリッドの連中は今だにバルセロナ・オリンピック(覚えてる?、岩崎恭子ちゃん)は税金の無駄遣いだったと言います。
    フランコはカタルニアでは目茶苦茶不人気です。スペイン内乱で(これも反フランコにシンパシイを持った)ロバート・キャパがバルセロナで撮った写真は反フランコの切実な感情に満ちています。さらに、ピカソ(画家)、カザルス(ケネディに招かてホワイトハウスで演奏し(内容として)反フランコをぶちあげた時のレコードもあるチェリスト)といったカタルニアゆかりの文化人が熱烈な反フランコであった事は『スペイン人は反フランコ』という常識を作る要因だったと思います。

    今日、フランコはマドリッド郊外にある洞窟内に作られた(あのバチカンの公式世界最大の教会、サンピエトロ寺院より大きいという)大教会に手厚く葬られ、参詣の人波も切れない名所になっています。

    SHI


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