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牟田口、富永中将とともに日本陸軍の「悪の象徴」のように言われることの多い辻政信大佐ですが、辻大佐はノモンハン事変以降の戦争の作戦指導で何かそんなにまずいことをやっていたのでしょうか。 NX |
NX
私も、自分が立てた参加して危険な目に遭う覚悟があるだけ、牟田口・富永みたいなのと同列ってのはかわいそうな気がします。
FIX
FIX
独断華僑捕虜処分命令。
ガダルカナル。
自分でガ島に行くまで(十七軍創設前まで)の兵力逐次投入
総攻撃直前川口少将独断罷免。
しかし、いつでも陣頭に出ている点は評価できるとしても、それは参謀の任務ではない。百歩譲って、師団参謀なら誉められもしようが、軍参謀や大本営派遣参謀の任務には不必要ではないかと思う。
また、すぐに上級者の名前で勝手に命令を出す。参謀には命令権がないというのにも、こういう逃げ道があるのだなと感心させられるが、こいつの上司にだけはなりたくない。
そんなに命令を出して、臨機応変に戦場で戦いたければ、参謀なんぞやらずに実兵指揮に徹していればよかったのに…。
名大隊長、名連隊長として歴史に残っただろう。
でも、彼の自己顕示欲と出世欲(辻のハングリー精神はものすごいものだったらしい)とが陸大受験〜参謀勤務となったんだろうな。
まなかじ
ノモンハン事変の前、関東軍に対し参謀本部から、
第5師団を関東軍に転属させてはと打診。
北支那方面軍からは、もし必要なら4個師団を派遣しても良いと打診。
これらの各方面からの援助の提案を『辻参謀』は
「関東軍に師団を送ることは無用である」
と断ってます。
個人的には、この一件だけでも十分極刑に値すると思います。
木
本当に有効と信じ、そして現場に立つのが好きだったのなら、自分も銃剣持って突撃すれば良かったのに。
シンガポールに於ける華僑虐殺も辻参謀の指導であったとの証言は多数あります。
「シンガポール華僑から多額の資金が国民政府へ流れている。俺はシンガポールの華僑の人口を少なくとも半分以下にしようと思っているんだ。」との発言もあったそうです。
自分の胸に手を当てて何も恥じる事が無ければ、「適中横断三千里」もしなくて良かったでしょう。
所詮畳の上では死ねない人だったのではないでしょうか?
川島芳人