こういうのは、「日本海軍史 第九巻 将官履歴(下)」で一撃です。

小瀧 久雄 海兵50期
海軍少将 従四 瑞三 旭四

大正11. 6. 1 海軍兵学校卒、海軍少尉候補生、浅間乗組
22 長良乗組
12.25 天龍乗組
12. 6.30 浅間乗組
9.20 海軍少尉
13. 4.10 球磨乗組
7. 4 水雷学校普通科学生
12.10 砲術学校普通科学生
14. 4.20 榛名乗組
8. 5 大泊乗組
12. 1 海軍中尉
15. 6. 1 沢風乗組
12. 1 沢風砲術長兼分隊長
昭和 2.12. 1 藤乗組
3.12.10 海軍大尉、波風砲術長兼分隊長
6.12. 1 運用術練習艦航海学生
7.12. 1 朧航海長兼分隊長
8.11.15 漣航海長兼分隊長
9.11. 1 青島航海長
10.11.15 四号掃海艇長
11.12. 1 海軍少佐、呉竹駆逐艦長
12.12.25 千歳艤装員
13. 3.10 千歳航海長兼分隊長
14. 6. 7 足柄航海長兼分隊長
11. 1 羽黒航海長
15. 9.25 衣笠航海長兼分隊長
16. 8.20 熊野航海長兼分隊長
10.15 海軍中佐
18. 1. 6 横須賀鎮守府附
2. 5 日向航海長兼分隊長
8. 1 伊勢航海長兼分隊長
19. 5.20 伊勢副長
10.15 海軍大佐
20. 3.25 第二十一駆逐隊司令
4. 7 海軍少将、戦死

履歴から分かるように、いわゆる航海屋ですね。

今泉　淳

↑　うー、スペースが無視されるんですねー。年月日は省略表記してますの
でその旨御了承下さい。年や月が同じ場合は、それは書いてませんので。
今泉　淳

早速のお答え、有難うございます。
駆逐艦長や水雷戦隊司令部の中にナマエがなかったので、主力艦の艦長あたりかな、と思ってはいたんですが。
経歴を見る限りでは航海屋のようですね。
それが乗艦が走れなくなって総員戦死とは、皮肉ですね。
いい資料を持っていないというのは、なにやらレーダーを持たないで砲戦・魚雷戦に臨んでいるようで、歯がゆい限りです。
ご教示いただいた資料は、今でも入手可能なのでしょうか？

むらじ

↑出版されたのが最近なので、未だ入手可能だと思われます。
全十一巻で六万円ですが、価格対費用だと高くは無いのでは？

私は図書館で閲覧しているのですが、実は近くの古書店で揃
いが四万円で出てるんです、悩みどころだなぁ。カードが使
えりゃ即断したんですがね。
takukou

古書に類する資料は「あった」と思った時に買っとかないと駄目なんですよね。
自分の物にして常時眺めているのと、図書館で閲覧するのとでは
何か目的がある場合は除いて、全く違います。

だからと言って、数万の出費を屁とも思わなくなると、
この道楽の核心には近づきますが、世間の常識と幸福からは遠のいてしまうことでしょう。
ＢＵＮ

↑数年前、福井静夫御大の例の６万８千の本予約購入したんですが、
高校のときは同様に軍事のマルオだった友人から、「ちょっとまてぃ」
のツッコミが入りました。すでに私は別世界の人間となってしまっているらしい。
勝井

「日本海軍史」ですが、私も現物を一切見ず、知人の紹介で注文しましたが、
買って良かったと思ってます。特に、将官履歴の2巻だけでも価値があります
ね。4万円だったら絶対に買い、といいたいところですが、世間の常識と幸福
に関する考慮は必要かもしれません。ちなみに、私はそんなに世間から隔絶さ
れちゃおりませんね。(^^;)
今泉　淳

そ〜なんですよね。４万だと「買い」なんですよ。判っちゃいるんですが。
なんせ、先々月、我が県の「県史」を３巻程買っちゃったんで、言い訳が
難しい事情が‥‥
カード使って夏ボー払い、だったら隠蔽もラクなんですが(^^;;
takukou

隠蔽？段ボール箱で届いたＭＧは、「何故か貰った」で信用して戴けたのでしょうか？心配です。
ＢＵＮ

いや、物理的には周辺の柵を高くするとかの工作で視認不可とする
事で可能なのです。が、大蔵対策としては、夏季補正予算編成時に
架空の他の装備品を造るとかで粉飾させるという方法しかないのは
当然として、詳細の説明が深夜まで及ぶのは勘弁してほしい。
takukou

皆さん苦労なさってるんですねぇ。
僕は本棚４つを関係資料が埋め尽くしてて、部屋のスペース確保に難儀してます。
勝井

本棚４つあれば、相当まともな資料が揃うはず。お父さん、中身が心配です。
ＢＵＮ

1974年度以降の「世界の艦船」、「ミリタリーエアクラフト」「グランドパワー」創刊号より全て、写真「日本の軍艦」、「グラフィックアクション」２０冊ほど、
福井静夫著作集、図説太平洋海戦史、ジャーマンタンクス、一億人の昭和史−日本の戦史全１０冊、Conwey's All the World's Fighting Ships　全４冊、ジェーン年鑑４冊、学研の太平洋戦争、欧州戦史シリーズ、丸エキストラ別冊「戦史と旅」全冊、などなど…
勝井

って、いつからあなたぼくのお父さんになったんですか！（笑）
師匠、しっかりしてください。（笑）
勝井

上の資料群ですが、「人」が弱いですね（ついでに小火器）。
えぇ、わかってます。わかってますが、
「人」関係の資料って、大抵ゆきち券でも足りないんですよねぇ。
いい本ご存知ないです？
勝井

「良い資料」はやっぱ此処でしょう(^^)、望めば概ねホントの事は
教えて貰えますし。

捨てられて手元に無いので何とも言えないのですが、「ミリタリー
エアクラフト」の写真キャンプション解説って、何方かが仰ってた
のですが、なんか胡散臭い部分があった様な‥‥（つまらん突っ込
みですんません）
takukou

>上の資料群ですが、「人」が弱いですね（ついでに小火器）。

お持ちの丸を丹念に読めば、人のことは結構書いてあると想像しますので、
そこからはじめられてはいかがでしょうか。

私にしても、人のことが完全にわかる定本を持っているわけではなく、た
またま将官履歴については例の「一撃本」と、あと佐官の主要な人まで含
んでいる「陸海軍将官人事総覧」を持っている程度ですが、前者はある意
味で無味乾燥な履歴のみ、後者は不完全かつかならずしも正確とはいえな
い履歴ということで、当時の事情とか人物伝的内容ではありません。

ということで、当時の詳しい事情やら人間関係やらは、戦記や手記などに
書いてあることを丹念に拾って、それでそれらを総合的につなげていくと
いう地道なことをする以外は無いと思います。まあ、有名人物であれば、
伝記やらが出ているのでそれでなんとかなる場合も多々ありますが。

今泉　淳

今泉様。
向山美弘（むこうやま よしひろ；音は合っている筈、ファーストネームの漢字、自信なし）という海軍軍医中将について『一撃本』でお調べ願えませんでしょうか？
故あって、そうした資料にアクセスし難い境遇にいるものです。
向山閣下は爺様のいとこで、我が家にはいろいろな伝説が伝わっているのですが（熊本高校出身だが漱石先生には一寸の違いで教わる事ができなかった。専門は臨床ではなく基礎医学だったらしい。培養菌種がアオカビで全滅する現象にはフレミングより先に気が付いていたがペニシリンの存在には気が及ばなかったとか。またこれはその資料にもないと思いますが、晩年は故郷で内科医を開業し我が家のホームドクターでした。昭和３０年頃ガンで亡くなりました。）この際、閣下の正確な経歴を知りたいです。よろしくお願いいたします。
余談ですが私が個人的に存じ上げているもう一人の（元）将官は『兵士に聞け』に出てくる、元対潜哨戒機乗り（正しくはヘリコプター乗り）の江田島の校長です。名前をあげると多くの人が高校の教科書を連想するであろう数学者一族の方です。
SHI

↑「将官履歴」にてチェックはしてありますが、何分にも写す量が結構ある
ので... もうちょっと待っててください。

今泉　淳

私的な事で、叱られるかと思ったのにご親切なお言葉ありがとうございます。
永久の時間を過ごされようと、幾千の夏が過ぎようと私は待ちますので。
SHI

向山 美弘
海軍軍医中将 正四 旭二 瑞二 明43京大医

明治38. 9. 京大福岡医科大入学
39.10.2 海軍軍医学生
43.11 京大福岡医科大卒
44. 1.14 海軍中軍医・軍医校練習学生
6.29 呉病院附
45. 1.15 肥前乗組
2.26 兼出雲乗組
6.20 佐水雷団附
大正元.12. 1 佐工廠附
2. 4. 1 常磐乗組
6.18 浅間乗組
12. 1 海軍大軍医
4.12.13 海兵校附
6. 6. 1 金剛乗組
7. 5. 9 横病院附
9. 1 軍医校選科学生
19.23 九大医科大副手嘱託
8. 9.23 海軍軍医大尉(改称)
12. 1 海軍軍医少佐
9. 9. 1 佐病院附
12. 9 兼佐病院看護術練習所教官
10. 6. 7 佐病院部員兼教官
12. 1 兼佐病院副官(11.4.1免兼)・佐鎮附(11.3.1免兼)
11. 6.10 軍医校監事兼教官副官
12. 5.10 軍医校教官兼監事
12. 1 海軍軍医中佐
13. 2. 9 独国駐在(15.9.10命帰朝)
15.12.20 軍医校教官
昭和 2.12. 1 海軍軍医大佐
6.12. 1 湊病院長兼二部長
8.11.15 海軍軍医少将・呉病院長兼呉鎮軍医長
9.11.15 軍医校長
12.12. 1 海軍軍医中将・軍令部出仕
13. 3.15 待命
25 予備役
30. 7.17 没


今泉　淳

今泉様。本当にありがとうございました。
昭和53年に91歳で死ぬまで『閣下』と尊敬していた爺様の墓前にささげます。閣下の生家＝開業していた診療所は昭和34年の大水害で跡形もなく、全て今は昔です。
SHI