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「最新 アメリカの軍事力」 講談社 江畑謙介 p230によるとRC-135 EP3-Eは自動車の点火プラグから発せられる電磁波を捉え、その位置を特定できるとありました。 本当ですか? 相当、近い距離なら可能であるということなのでしょうか。都市部や砂漠地帯など条件によっても随分と話は変わってくるでしょうが。 富士通BIBLO |
- 既存の信号パターンが判れば、グランドノイズからでも情報を取得することが可能です。しかも、2〜3百mのオーダーで。例を挙げればCRTが映し出す映像信号ですね。
なお、CRT用信号よりも激しく電圧の高い点火プラグの場合、放電であるかぎり特定の減衰型のアンインピーダンスマッチング状態な信号が発生します。
もし、ターミネーション1MΩACcouplingの可能なオシロスコープと鰐口クリップ付きのBNCコードがあるならば、鰐口クリップを割り箸でも使って真っ直ぐにし三脚等に立て、信号を見てみましょう(100μs/Div程度)。意外に我々の住む世界は様々な電磁波に溢れかえっていることに気づくでしょう。
そして、車(≠ディーゼル車)が付近を通り過ぎる時のオシロスコープの表示を見てください。何らかの独特な信号が出ることが判るはずです。つまり、そういう信号をデジタルロックインをもって選択的に取り込んでいるわけです。
sorya
- ゴミレスですが、私が大学にいた時、スクーターで近付いてはいけない実験棟がありました。なんでもスクーターから出る電磁波を測定器が拾ってしまうとか。
たまげ太
- 回答いただき恐縮であります。
皆様のご意見を参照に勉強いたします。
またご協力ください
富士通BIBLO
- AC-130の初期型は、ブラッククロウというセンサーを積んでおりました。
これは、密林の中を走るトラッの点火プラグから発せられる電磁波を捉えるもの
です。
AC-130は乾季にホーチミンルートを南下するトラック車両の群れを効率よく
捕捉して撃破するために当時運用されていました。
夜間に網の目状に広がる幹線道路沿いを飛んでいき、赤外線カメラや
ブラッククロウに反応がある地点上空で旋回し、対空砲火に注意しながら
目標を捕捉して攻撃するわけです。飛行高度は搭載火器の口径と敵の対空砲の
到達高度により様々です。
参考文献は、江畑謙介訳 ”ガンシップ” 光文社刊です。
実際に搭乗していた航法士が経験をもとに書いた小説の翻訳です。
少々古いので古本屋で探すと良いと思います。
ホムンクルス