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ライフル弾が頭部に着弾すると、弾丸が貫通して穴が空く場合と頭部がバラバラに吹き飛ぶ場合がありますよね。なぜこんな風に違いが出るのでしょうか?なんか危な気な質問ですがよろしくお願いします。 んがぽこ |
- 頭部って人間の頭の事ですよね?
さて質問の回答ですが弾頭の種類によるモノだと思います。FMJ(フルメタルジャケット)だと弾頭が変形しにくいためスッポリ抜けます。SP(ソフトポイント)やHP(ホローポイント)などは弾頭が変形しやすく内部をズダズダにします。(特にホローポイントは)それが大きな理由だと思います。あと弾頭そのもののエネルギーも関係します。7.62mmNATO弾などは弾頭直径、重量、初速などから大きな破壊力と貫通力を示します。5.56mmNATO弾は初速は速いのですが、弾丸直径、重量が小さいので貫通力はありますが大きな破壊力はありません。
あとはターゲットに対する弾頭の入射角なども関係すると思います。
マーフィー
- >1. 5.56mmNATO弾は初速は速いのですが、弾丸直径、重量が小さいので貫通力はありますが大きな破壊力はありません。
マーフィーさんの解説、総論賛成ですが・・・・
(軍用被甲弾)FMJ 5.56mm 小口径高速弾も、なかなか馬鹿に出来ない物です。
高速性を持った小口径軽量な弾丸故、軟質目標内(人体内)ではタンブリング(横転、前転 踊り)や、被甲剥離で、
軟目標内をズタズタにします。
但し、四肢命中や、近距離から小柄な人間の正面腹部命中時はスポッと抜ける場合もあり。
人体を模したゼラチンへの射撃実験。
http://www.firearmstactical.com/pagea18.htm
蛇足、
一般に貫通力向上のみ注目されているM855(或いはSS109)ですが、従来のM193より、M855(SS109)の方が、
対人威力も向上している事が解ります。 (M855は、射入口よりの軟部破壊開始も早く、永久空洞部が長大。)
又、通常小銃弾(軍用被甲弾)でも、対人用として内部構造の工夫で意図的にタンブリングを起こさせる弾丸もあります。
・ロシア 5.45mmX39,AK74用。
・イタリア 7.35mmX51,マンリッヒャー・カルカノ用。
(J.Fケネディー暗殺に使用(単独犯説として)された物は、別口径 6.5mmX52ラウンドノーズ弾です。
それでも、J.F.K の 後頭部が吹き飛んだ事は有名です。)
以上、危な気な質問への危ない回答でした。
軌跡の発動機?誉
- 当たったあとにタンブリングするほかにも,銃弾が長距離飛んだときには丁度コマの回転軸がだんだん傾いていくように(歳差運動),頭を振りながら飛ぶような格好になります.こうなるとたとえ貫通しても口径以上の穴が開いたりしますし,当たったあとのタンブリングが益々激しくなります.工作精度が低かったり銃身が傷んでいたりすると近距離でも起こるようで,初期のM16はこのために殺傷力が強すぎると非難されたことがあるらしいです.
参考文献:ニューサイテンティスト編集部「つかぬことをうかがいますが…」ハヤカワ文庫NF,1999.
越智健
- 銃弾の話だと,去年劇場版パトレイバーと同時上映された「ミニパト」の第1話がかなり参考になるんじゃないかと思います.
越智健
- >3.銃弾が長距離飛んだときには丁度コマの回転軸がだんだん傾いていくように(歳差運動),頭を振りながら飛ぶような格好になります.
私は、歳差運動=みそすり運動=PRECESSION≒YAW ANGLE は、銃口直後が最大で、
飛翔距離が長くなる程小さくなる(安定する。その距離は小銃弾でおおよそ100m)。
と思っていますが、どうなんでしょうね。 弾道学に詳しい方のフォローを待ちましょう。
〜?誉
- ↑別に詳しい訳ではないですが、誉氏に同意。
弾丸の回転方向にカーブしていく現象と混同しておられるのでは?
最大射程の終末段階であれば、回転が下がって首振りするかも
しれませぬが。
SAW