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少し昔の話ですが、銃関係の雑誌(たぶん月刊GUN)の映画紹介で、ヤクザらしき男が縦二連の切り詰めショットガンを構えていたのを見かけました。 しかし、この切り詰めというのが尋常なやり方でなく、一応両手で構えてはいたものの殆どサブマシンガンサイズ、それもスコーピオンか下手をすればイングラム並という大きさでした。 あそこまで小さくして、果たして正常に作動するのでしょうか?したとしても、発砲時の大音響や反動増加など、あまりいいことはないと思うのですが…… 猟銃転用…? |
- >果たして正常に作動するのでしょうか?
オートマティック・ショットガンならともかく、縦二連や上下二連ならソウドオフしても作動には関係ないでしょう。というより作動も何も、バレル1本に1発ずつの撃発メカニズムだけ(というと語弊があるかもですが)ですから。
もちろん、オートでなくてもポンプ(スライドアクション)の場合はストロークやチューブマガジンの容量を考えると短くするのも限度があるでしょうし(伝説の“マーシー・スペシャル”とか)(^^;)、実際に撃ったときの反動その他のデメリットはまた別の問題です。
付け加えるなら、ソウドオフしても劇的に散弾の散開パターンが広がるかは疑問です。散開するまでにある程度の飛距離が必要である事を考えると・・・・・・。(ましてバレル短縮によって、火薬の燃焼効率は落ちるでしょうし)
杉村徹
- 基本的にこの手のソウドオフ・ガンは隠し持つことを優先しているので、撃ちやすさだの発射音のデカさだのはあまり考慮されていません。あと、ショットガンの銃身は銃口部にチョーク(散弾の散らばりをコントロールするための内径の絞り)を施していますが、銃身を切り詰めてしまうと当然チョークも失われてしまうので、発射される散弾のパターンやコロンがどんな状態になるかは保証の限りではありません(少なくとも元の銃身に比べると相当劣るのは間違いない)。まぁ大量に撒き散らされる散弾の威力は決して侮れませんが・・・
ブラック・タロン