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「MILスペック」について調べているのですが不明な点が多いので質問させていただきます。 現在、光学機器や時計などで「MILスペックに合格」したことを謳った商品を多く見受けます。 私は主に http://www.data-craft.co.jp/mame/mokuji.htm のページを参考にしているのですが、ここの設問1などを参考にすると『「(広義の)MILスペック」の中に、「(狭義の)MILスペック」、「MIL規格」etcが存在する』とあり、更に設問3で「(狭義の)MILスペック」は「個々の契約ごとに設定される」、「MIL規格」は「様々なケースに適用される」とあります。また、設問9では新たなスペックとして「結果としての値」のみを求める「性能スペック」の存在も述べられています。 世に氾濫する「MILスペック」合格商品の中には、米軍では使用していない(当然「契約」も存在しない)商品も含まれると思いますが、これはつまり「MIL規格」もしくは「性能スペック」の「基準を満たしている」というふうに解釈してよいのでしょうか? ジョン・ウェイン |
- 所謂「MIL-STD試験相当合格品」品も巷ではミルスペックと言われることが多いので注意が必要です。本則、官が試験したもののみがMIL-STD品になります。官が試験していないものは、あくまでも自己申告によるものであって、本当の意味でのスペック品ではない事に留意してください。
本来ならば、試験を実施した官の研究所なり試験場、もしくは官が指定した試験機関の品質保証があってこそのスペック品です。それ以外のものは全て相当品と称します。
ま、それはそれとして、MIL-STDの規格は今やスペック(性能要求品)ではなく、スタンダード(標準性能品)として扱えるくらい、民生の製造技術・品質管理技術が進歩したため、実際の装備品を開発する際にはMIL-STDを内包した「装備品毎に規定される独自スペック」を使用することが非常に多いです。
sorya
- sorya様、回答ありがとうございます。
やはり多くの商品は能力が相当する、といった意味でのミルスペック商品でしたか。
ジョン・ウェイン