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日本の甲冑の事なのですが、鎧甲はよいとして、足が草鞋だけというのは、いかにも頼りありません。 近世、外国軍と初めて相対した秀吉の朝鮮の役など、冬季にはかなりのハンディ−キャップになったはずですが、その後明治期に至るも改善された様子がありません。 ブ−ツでもつらい、雪中の行動とか、どうしたんでしょうね? オラゴム長 |
- 14世紀頃まで武士は甲冑着用時には貫(つらぬき)と呼ばれる革ないし毛皮の沓を履きました。
室町以降、身分の高い武士も行動の便から草鞋を足袋の上に着用するようになります。
よほどの積雪などでは藁沓を利用したでしょうが、当時の庶民は平素から裸足で歩くことが多かったので、足袋を履けば寒さはしのげたようですね。
空蒸気
- 江戸時代に作られたもののようですが、北越雪譜という書物で雪沓の上にかんじきを履いて雪の中を歩く人の図が描かれています。(下のサイト参照)
http://www.pref.iwate.jp/~hp0910/korenaani/f/031.html
藁で編んだブーツのようなものですが、積雪地帯では相当昔から庶民もこうしたものを使っていたということではないでしょうか。鳥取、島根の方の歴史民俗資料館関係のサイトでも雪沓が紹介されています。
アリエフ